玉川大学

【玉川大学】ESTEAMエリア完成記念コンサート 「奏學祭 -- 未来を奏でる -- 」を10月5日(火)に開催 ~さまざまなコラボレーションによる異分野融合の芸術祭典~

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玉川大学(東京都町田市/学長:小原芳明)は、現代社会の複雑な諸問題を解決し、社会に貢献できる人材を輩出するために玉川大学が推進するESTEAM教育※の拠点となる、「ESTEAMエリア」が今年完成したことを記念して、異分野融合の祭典「奏學祭―未来を奏でる―」を10月5日(火)に開催いたします。
この奏學祭は、当日行われるコンサートを中心に、さまざまな学部がコラボレーションしたプロジェクトの発表の場です。ESTEAM教育がめざす異分野融合の形の一例を示したものとして、数か月の間、学生・教員・卒業生が取り組んだ成果をぜひご覧ください。

※ESTEAM教育とは...科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合的に学ぶ「STEAM教育」に、ELF(English as a Lingua Franca:共通語としての英語)を加えたこの教育は、今までの学部ごとに独立していた教育・研究の壁を取り払い、多様な価値観の中でお互いが融合し、新しい価値を創出する学びです。

玉川大学ESTEAMエリア完成記念 「奏學祭 ―未来を奏でる―」 
【日 時】 10月5日(火)18:00~20:00
【会 場】 玉川大学University Concert Hall 2016「MARBLE」
【協 力】 ローランド株式会社
【主なコラボレーション】
 ・芸術×工学 世界に2台しかないピアノ「Facet Grand Piano」(以下Facet)と、数々の大会で優勝を収めている玉川大学チームeR@sersのロボットとの共演
 ・芸術×農学 玉川大学が生み出した黄色いコスモス早咲き成長映像creative
 ・芸術×農学 農学部が栽培した花の展示にマッチしたガラスオブジェを創作
 ・音楽×演劇 ピアノ演奏とダンサーによる共演
 ・音楽×音楽 Facetと世界的ピアニスト原智恵子のグランドピアノの新旧ピアノ競演
 ・教員×学生 数々の実績を積み上げてきたプロの実務家教員と学生による共演
        広報用ポスターデザイン・タイトルやキャッチコピーの創作
 ・卒業生×在学生 芸術表現の最前線にいる卒業生との共演
 ・卒業生×教員 オープニングテーマの作曲と演奏
 ・大学×学園 玉川学園5年生が作詞作曲したSDGsの歌を生披露。大学教員を中心とした審査員が最終選考を実施

<当日のプログラム>
1.オープニング...オープニング映像と音楽(黄色いコスモスの開花を追うタイムラプス)
         わくわく創造のテーマ 《EMPATHY TELEPATHY》ロボット共演
2.未来を描く...チューバとFacetの共演、歌唱とFacet

3.SDGs Presentation...玉川学園5年生によるSDGをテーマにしたプレゼンと演奏

=休憩=

ESTEAM教育の解説 ~全人教育とESTEAM ―未来へ― ~

4.原智恵子寄贈グランドピアノによる演奏

5.スティーヴ・ライヒの世界(マリンバとFacetの共演)

6.Lv.ベートーヴェン「月光」(Facetと芸術学部生・教員による創作ダンスの共演)

<特徴あるプロジェクト等の紹介>

【コスモス早咲きプロジェクト】
 玉川大学が世界で初めて開発に成功し、品種登録もされている黄色いコスモス「イエローガーデン」。このコスモスの最盛期は11月ですが、農学部教員が中心となり、成長促進に最適な環境を模索し、11月以前に咲くよう早咲きを進めています。これらのコスモスの成長を記録した映像を芸術学部メディア・デザイン学科の教員が創作。栽培現場なども視察しイメージを膨らませました。

 さらに同学科のガラス工芸を担う教員が、農学部で育てた花にふさわしい展示用のガラスオブジェを創作。農学部の教員から解説を受け、打ち合わせを重ねながら制作をすすめています。

【SDGsテーマ 歌の創作】
 玉川学園での生活は「歌に始まり、歌に終わる」と表現されるほど、生活に音楽があふれています。今回作詞作曲に挑戦したのは、玉川学園5年生。6月に東京ガスからSDGsを中心とした地球環境の諸課題やそれらの解決に向けた取り組みを聞いた彼らは、自分たちで気になるSDGを取り上げ、調べ学習を進めていきました。そこで知った諸課題に対する解決策を自分たちで考え、実践してきました。
 その成果のプレゼンテーションとそれを知ってもらうための歌を作詞作曲しました。歌は約20名の児童が制作。小学校内での審査後、選ばれた7名が、University Concert Hall 2016のメインホールMABLEにて、最終審査を受けました。最終審査は、大学芸術学部長を審査員長として、学校法人玉川学園も所属している、CNLバイヤーズアライアンス(CNL:カーボンニュートラル都市ガス)の加盟企業様の代表者が集まり審査を行いました。今回グランプリを取った児童は、衛生管理の基本は手洗いであることを理解し、また新型コロナウイルス感染予防にも手洗いが重要であること知り、手洗いを広めるにはどうしたらよいかという視点で考えました。推奨される30秒の手洗いが意外と長い時間と感じることから、30秒の手洗いを楽しめるロボットを開発。自身が卒業した幼稚園で試験的に使ってもらい実証実験し、ロボット使用による効果も検証。このロボットを製品化して、得た利益で開発途上国の水をきれいにし、手洗いができるようにしたいという壮大なプロジェクトを考え、それを歌にしました。このプロジェクトのプレゼンテーションと歌の生披露が行われます。

【世界に2台しかないピアノ 「Facet Grand Piano」】
 電子ピアノの有名メーカーローランド株式会社が、「未来のピアノ」をテーマに創作したものです。同社は1973年に純電子発振式音源搭載の電子ピアノをリリースして以来、常に最先端のテクノロジーを搭載した革新的なデジタルピアノを作り続けています。
 2015年には伝統的な音や形の制約を超えた理想のピアノのあり方を探る「Roland Digital Piano Design Awards」を開催。世界中のクリエイターによる究極のコンサート・グランドピアノのアイデアの中から、ジョン・チャン・キム氏による「Facet Grand Piano」が大賞を受賞しました。そして2020年、このアイデアの具現化を目指して制作された、未来を示す新しいコンセプト・モデルです。
 コンサート・グランドピアノとして究極の演奏体験を実現するために、ローランド社の最新ピアノ技術である、PureAcousticピアノ音源/アンビエンス、アコースティック・プロジェクションによるスピーカー・システムを最適化し、聴衆を魅了するピアノ・サウンドを創りあげました。
 参照サイト>> https://www.roland.com/jp/promos/piano_design_awards/facet_grand_piano/ 

 まさに、Facet Grand Piano制作は、デザイナーによる芸術的美(Arts)とローランド社が誇る最新ピアノ技術(Technology)が融合した新しいピアノの創出で、この過程は本学がめざすESTEAM教育の形に近いことから、特別にお借りすることになりました。

▼本件に関する問い合わせ先

学校法人玉川学園 教育情報・企画部 広報課

住所

: 〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1

TEL

: 042-739-8710

FAX

: 042-739-8723

E-mail

pr@tamagawa.ac.jp

M2p.jpg 学生制作のポスター

IMG_2333.jpg 芸術学部教員(映像制作担当)と農学部教員との現場視察

IMG_2337.jpg 早咲きを進めている黄色いコスモスの栽培見学

IMG_2114.jpg 農学部教員と芸術学部教員(ガラス制作担当)による創作打ち合わせの様子

IMG_1946.jpg 芸術学部教員が制作しているガラスのオブジェ

M2.jpg コンサート会場イメージ

DSD_7198(修正).jpg SDGsテーマ 歌の創作の最終審査会の様子

IMG_1542.jpg Facet Grand Piano