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聖心女子大学(東京都渋谷区)教育学科の学生が9月21日、山形県真室川町立真室川小学校で特別授業を実施した。同大と真室川町は3年前から連携事業を推進しており、今回の取り組みはその一環となるもの。コロナ禍によって対面する機会は途絶えていたが、その間も交流は継続しており、2回目となる今回の特別授業で、約2年半ぶりの訪問が実現した。参加した6名の学生は、大学での学びや自身の進路などについて語り、小学生らとの交流を深めた。
このたびの取り組みは、真室川町「教育振興計画」の重点施策「大学連携推進事業」の一環として行われているもの。
近隣に大学などの高等教育機関がない真室川町において、(1)子どもたちのあこがれの気持ちを育て、将来ビジョンをもつ機会とする、(2)学生が地域に入ることで、地域が活性化する、(3)外部の視点から町の魅力を再発見し、地域を誇りに思う心の醸成を図る、(4)大学の知見を活用し地域課題の解決を図る、(5)情報発信力を向上させる、ことなどを目的としている。
近隣に大学などの高等教育機関がない真室川町において、(1)子どもたちのあこがれの気持ちを育て、将来ビジョンをもつ機会とする、(2)学生が地域に入ることで、地域が活性化する、(3)外部の視点から町の魅力を再発見し、地域を誇りに思う心の醸成を図る、(4)大学の知見を活用し地域課題の解決を図る、(5)情報発信力を向上させる、ことなどを目的としている。
一方で聖心女子大学の学生にとってこの連携事業は、大学での「学習」と、地域社会への「貢献」が重なるプログラムとして位置づけられる。里山や雪国に生きる人と暮らしをテーマにしたさまざまな交流・体験を通して、生きることの幅と奥行きを広げ、多様な人々とその生き方への共感をともなった理解を深めることで、自身の生き方を再構築することを目指す。
2019年度には、保育所・小学校への訪問・交流や、伝承文化・伝承芸能の体験、スノーアクティビティなどの体験を実施。その後はコロナ禍によって、現地訪問による交流は2年以上ストップしていたが、その間も真室川小学校は児童が授業で作ったお米や手紙、学習に関する動画等を送り、それに対して聖心女子大の学生がお礼の手紙を送るなど、交流を継続してきた。
約2年半ぶりの現地での活動となった今回は、学生6名が真室川小学校を訪問。小学6年生を対象に、大学生活をイメージしてもらうためのキャリア教育の一環として、特別授業を実施した。
約2年半ぶりの現地での活動となった今回は、学生6名が真室川小学校を訪問。小学6年生を対象に、大学生活をイメージしてもらうためのキャリア教育の一環として、特別授業を実施した。
学生らは大学での学びや生活、自身の進路決定などについて語り、小学生らは熱心に耳を傾け、積極的に質問していた。
■担当教員:杉原真晃教授(教育学科)のコメント
今回、澄んだ空気、人々・子どもたちとの温かな交流、おいしい食べ物、町の伝統を守り受け継いでいくことの尊さなどを感じ、感動し、学生たちには「また来たいな」という素直な気持ちが生まれています。
町の人々との交流を通して、町のお話、医療のお話、教育のお話、今後の日本のお話、将来のお話など、さまざまなお話を聴かせていただき、同時に、学生の話も聴いていただいています。学生にとっては、それがとても嬉しく、刺激があり、温かい気持ちになるようです。
そして、真室川町の皆様・子どもたちもとても喜んでくださり、「この交流、いいですね」「またぜひ来てください」とおっしゃってくださいます。それは決して社交辞令ではなく、心の底からおっしゃってくださっているように感じます。真室川町の皆様にとっても、聖心女子大学生の訪問・交流が生きる希望につながっていると思っています。
町の人々との交流を通して、町のお話、医療のお話、教育のお話、今後の日本のお話、将来のお話など、さまざまなお話を聴かせていただき、同時に、学生の話も聴いていただいています。学生にとっては、それがとても嬉しく、刺激があり、温かい気持ちになるようです。
そして、真室川町の皆様・子どもたちもとても喜んでくださり、「この交流、いいですね」「またぜひ来てください」とおっしゃってくださいます。それは決して社交辞令ではなく、心の底からおっしゃってくださっているように感じます。真室川町の皆様にとっても、聖心女子大学生の訪問・交流が生きる希望につながっていると思っています。
■代表学生のコメント
○どのような準備を行って現地へ赴いたのか
6年生のクラスで、キャリア教育に関する授業の一環として、大学生活やその後の人生におけるプレゼンテーションと質疑応答を行うために2時間いただいておりました。そのため、大学とはどのような場所なのか、聖心女子大学の概要と共に説明し、大学や卒業後の進路をどのように決めたのかなどを自分たちの体験に基づいてお話しするためのプレゼンテーションを用意しました。項目ごとに担当を分担して内容を用意し、発表用のスライドも作成しました。
○準備するにあたって気を付けたこと
プレゼンテーションの相手が小学6年生ということで、彼らに伝わりやすい言葉選びや伝え方を意識しました。難しい単語の使用は控え、6年生でも理解できる言葉に置き換えて説明できるように準備をしました。また、私たちの話を聞くだけでは飽きてしまうと思い、呼びかけや質問をしながら話を進められるよう、内容を工夫しました。スライド作成時は、教室の広さを考えて文字を大きくし、文字以外でも内容を理解できるよう絵を多く入れる工夫をしました。
○実際に参加してみて学んだこと、感じたこと
私は夏に教育実習を経験しており、教員に近い立場から子どもと関わった経験はあったのですが、大学生という立場で小学生と関わる機会は初めてだったため、とても新鮮な気持ちで交流することができました。
子どもたちは歳も大きく離れた私たちとの交流に緊張していたと思いますが、私としては同じ学生という立場で話をすることができたことで、実習のときよりも近い距離感で、自分の素を出しながら子どもと交流することができたように感じました。来年度には新たな環境下での挑戦を控えている彼らの状況に共通点を感じ、少しでも彼らの不安を解消できるようにサポートしたいという気持ちが強く芽生えました。
今回の交流を経て、大学生という立場から子どもたちに伝えられることが、予想以上に多くあることを実感しました。将来に対して同じように不安を抱える大学生という立場だからこそ、子どもたちの想いに共感したり、気持ちに寄り添ったりすることができる部分があると感じました。私たちにとっても、これまでの人生や現在置かれている環境に関して改めて考え直すことができる良い機会となったため、このような交流が普及すると良いと思いました。
▼本件に関する問い合わせ先 |
|
聖心女子大学 広報・社会連携部 広報課 | |
小島 | |
住所 | : 東京都渋谷区広尾4-3-1 |
TEL | : 03-3407-5076 |
FAX | : 03-3407-5929 |
大学・学校情報 |
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大学・学校名 聖心女子大学 |
URL https://www.u-sacred-heart.ac.jp/ |
住所 〒150-8938 東京都渋谷区広尾4丁目3番1号 |
学長(学校長) 安達まみ |