聖心女子大学

聖心女子大学が2026年度から「社会文化学専攻比較文化研究領域(博士前期課程)」で早期修了学生制度を導入 ― 同専攻全研究領域で学部・大学院の5年間一貫教育が可能に

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聖心女子大学大学院(東京都渋谷区、学長:安達まみ)は社会文化学専攻比較文化研究領域(博士前期課程)において、2026年度学部4年次生から「早期修了学生制度」を導入する。早期修了学生制度とは、学部4年次生が学部での学びと同時に博士前期課程1年目の学修を進める仕組み。同専攻人間関係研究領域では2025年度から導入されており、来年度以降、同大学院「社会文化学専攻(博士前期課程)」全研究領域において、5年間での学部・大学院一貫教育が可能となる。

 聖心女子大学大学院は1952年(昭和27年)、日本の女子大学では唯一で初となる大学院として設置された。現在では、大学院人文社会科学研究科修士課程・博士前期課程に6専攻10領域、博士後期課程に3専攻9領域を擁し、これまでの卒業生は修士課程・博士前期課程1,031名、博士後期課程50名を数えるまでになった。

 「早期修了学生制度」とは、学部4年次生が学部での学びと同時に博士前期課程の授業および研究指導を受けることにより大学院の単位取得を開始し、学部卒業後に1年間で修士論文を執筆することで、すべての学修を終える仕組み。
 大学院の博士前期課程や修士課程は、学部卒業後に進学し、2年間在籍して修了するのが標準的であり、この場合、修士の学位取得までにかかる年数は6年間(学部4年間+大学院2年間)となる。これに対して、早期修了学生制度を利用した場合、学部4年生と大学院1年生を同時に進めることとなり、5年間で博士前期課程までを修了することが可能になる。

 同制度を利用するためには(1)成績が優秀であること、(2)3年生の2月に選抜試験を受けて合格すること、が必須であるが、成績優秀な学ぶ意欲の高い学生にさらなるレベルアップとキャリアの門戸を開くことが同制度の目的となっている。
 現在、早期修了学生制度は以下の専攻・研究領域で導入されている。

●聖心女子大学 人文社会科学研究科 修士課程/博士前期課程
・英語英文学専攻 2019年度より導入 
・日本語日本文学専攻 2024年度より導入 
・社会文化学専攻 人間関係研究領域 2025年度より導入 
・社会文化学専攻 比較文化研究領域 2026年度より導入 

■長野美香 副学長(学務・大学院担当)コメント
早期修了学生制度では、4年次から大学院生とともにごく少人数での授業に参加し、大学院生と切磋琢磨しつつ、学部の授業よりもさらに専門性の高い学びを深めることができます。この経験と知見とにより、修士論文への展望を視野に入れつつ卒業論文を書くことが可能になりますので、修士課程進学後にスムーズに修士論文に取りかかることができます。学費、その後のキャリア等において、この制度のメリットに魅力を感じる学生は積極的に利用してもらいたいと考えています。

 聖心女子大学大学院では、今後も学部・大学院一貫教育構想を進め、キリストの精神にもとづき高度な学術研究への道を開くとともに人格を陶冶し、深い学識を備えた創造性豊かな教育・研究者、高度な専門的職業人、および幅広く社会に貢献できる指導的人材の養成を通じて、人類の文化の発展と福祉の向上に寄与していく。

▼本件に関する問い合わせ先

聖心女子大学 企画部 企画課

小島

住所

: 〒150-8038 東京都渋谷区広尾4-3-1

TEL

: 03-3407-5076

FAX

: 03-3407-5929

E-mail

kikakubu@u-sacred-heart.ac.jp