埼玉医科大学

【記者会見のご案内】埼玉医科大学国際医療センターで、最新鋭の"ダビンチ5手術支援ロボット"を用いた国内初の手術を行います

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(最終更新日:

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埼玉医科大学国際医療センターは、ダビンチXiシステム2台、ダビンチSPシステム1台、センハンス・デジタルラパロスコピーシステム1台の合計4台の手術支援ロボットを稼働しており、年間900例を超えるペースでロボット支援下手術を実施しております。
この度、基本理念である「最も高度の医療水準を維持する」ことを実践し続けるため、国内に初めて導入される最新式のダビンチ5システムを、国内でもっとも早く7月22日から稼働します。今後は、5台の手術支援ロボットを用いることで、より多くの患者様に、さらに精密で安全な手術を提供できると確信しております。

(1)ダビンチ5システムの概要
 ・既存システムと同じインテュイティブサージカル社製の最新型手術支援ロボット
 ・気腹装置やハンドヘルドカメラ、記録装置、シミュレーターなど周辺機器を統合
 ・AIによる手術データの解析結果を提供
 ・シリーズ初の力覚フィードバック機能を搭載
 ・従来ダビンチの4倍の解像度
 ・日本は米国、韓国に次ぐ世界3番目に導入

(2)臨床上の利点
 ①クリニカルアウトカムのさらなる改善
 -力覚フィードバックや高解像度化による手術精度への貢献
 ②ワークフローに一貫性を持たせ効率的な低侵襲手術の実施とラーニングカーブの早期向上
 -周辺機器が統合され、術者の自律性が向上し、スタッフの省力化にも貢献
 ③デジタルテクノロジーを用いたデータ解析の実施によるアウトカムの向上
 -AIによる手術データの解析からのインサイトの活用

(3)その他の利点
 ①国内外へのアピール
 ダビンチ5に関連する文献発表や症例報告はまだまだ乏しく、搭載機能を十分に活用した成果は全くこれからというタイミングであるため、当院の取り組みによる、ロボット手術の将来モデルを国内外に発信し、当該分野をリードする。
 ②他施設との差別化
 当院では既に手術へのデジタル技術の適用について取り組んでいる。これを予め搭載したダビンチシリーズの最新機種を活用することで、より注目度の高い成果にチャレンジすることが出来る。
 最新装置を導入する事で研修環境の充実度合を求める若手外科医や病院スタッフの雇用促進が期待できる。
 ③選択肢の拡大と精度向上
 既にあるXi、SPに加えて、デジタルテクノロジーのサポートが強化された"ダビンチ5"という選択肢が増え、フルラインナップで最新のロボット手術が提供可能となる。さらなる患者の満足度向上と、当院受診者数の増加が期待される。
 ④経験値の活用
 ダビンチ5は、現有のダビンチXiと基本的な操作・運用は同じであり、鉗子も互換性があることから、当院で培った経験値がそのまま適用可能である。

(4)運用予測
 現在、各診療科からのロボット支援下手術の希望症例数は年間で合計1,000例を超えており、すでにダビンチ3台体制では対応しきれない状況にある。ダビンチの4台目の導入で、年間1,200例以上の手術を行うことが可能となる。


【記者会見のお知らせ】
 以下の様に、記者会見を開催いたします。記者会見の参加・取材に関するお申し込みにつきましては、7月18日(金)までに埼玉医科大学広報室(メールアドレス)までご連絡いただきますようお願いいたします。
 日 時:7月22日(火) 18時00分 
 会 場:埼玉医科大学国際医療センター 教育研究棟5階 タスクトレーニング室 


【問い合わせ先】
 取材、報道に関すること
  学校法人 埼玉医科大学 広報室
  電子メール:koho@saitama-med.ac.jp
 診療等に関すること
  埼玉医科大学国際医療センター 総務課
  電子メール:imc_soso@saitama-med.ac.jp

▼本件に関する問い合わせ先

埼玉医科大学広報室

住所

: 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38

TEL

: 049-276-2125

FAX

: 049-276-2086

E-mail

koho@saitama-med.ac.jp