神奈川大学

【神奈川大学】理学部 大平剛教授の研究が、次世代人材の研究能力開発支援等事業に採択され、廃止した水道施設を活用したエビの陸上養殖実証実験が横須賀市でスタートしました

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今回の実証実験において大平研究室は、エビの最適な飼育技術の指導を行うことで、効率的で安定したバナメイエビの周年養殖モデルの確立を目指しています。エビ養殖では適切な育成管理を行わないと病気の発生や品質が低下してしまうため、学術的な知見を取り入れることは実用化への鍵となります。本実証を通じて、廃止水道施設を新たな養殖拠点として活用する可能性を検証し、持続可能な水産資源供給や地域経済の発展に貢献していきます。

学校法人神奈川大学(本部:神奈川県横浜市/理事長:石渡 卓)、神奈川県、株式会社サンエーは、神奈川県庁版社内ベンチャー制度に採択された、廃止した水道施設を活用した陸上養殖の実証実験を開始しました。なお、本実証で学術的知見を提供する神奈川大学は、神奈川県立産業技術総合研究所が県委託事業として実施する「次世代人材の研究能力開発支援等事業」に採択を受けました。実証実験を行う横須賀市の木古庭揚水ポンプ場の閉鎖循環式陸上養殖地にバナメイエビの稚エビを10月2日投入しています。
実証実験に参画する、本学理学部 大平剛教授の生物科学(分子内分泌学、動物生理学)研究室は、食用として世界中で大量に消費されるエビやカニなどの甲殻類にもかかわらず、いまだ謎の多い甲殻類のホルモン解明研究を行う日本でも数少ない研究室です。エビの雌雄を産み分ける技術の開発や、産卵制御技術の開発に取り組むなど、養殖技術の発展にも貢献しています。

▼本件に関する問い合わせ先

企画政策部広報課

TEL

: 045-481-5661

大平剛先生1.jpg 理学部 大平剛教授

画像1.jpg 実証実験の様子

画像2.jpg 投入された稚エビ