昭和大学

文科省の課題解決型高度医療人養成プログラムに、昭和大学の地域薬剤師養成プログラムが選定される

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文部科学省が公募した、科学的根拠に基づいた医療が提供できる人材の養成を支援する「課題解決型高度医療人養成プログラム」に、昭和大学が申請した「大学と地域で育てるホームファーマシスト~患者と家族の思いを支え、在宅チーム医療を実践できる薬剤師養成プログラム~」が選定された。

 「課題解決型高度医療人材養成プログラム」は、文部科学省が10億円の予算を計上した新規事業。科学的根拠に基づいた医療が提供でき、健康長寿社会の実現に寄与できる優れた医療人材の養成を支援することを目的に、全国の国公私立大学に公募していたもの。235件の申請があり、うち26件が採択された。

 そのなかの「指導力を有し地域医療で活躍できる薬剤師の養成」(応募総数27件、うち採択数2件)の取り組みとして、昭和大学の「大学と地域で育てるホームファーマシスト~患者と家族の思いを支え、在宅チーム医療を実践できる薬剤師養成プログラム~」が選定された。

【昭和大学のプログラム概要】
 大学と地域で育てるホームファーマシスト
 ~患者と家族の思いを支え、在宅チーム医療を実践できる薬剤師養成プログラム~

1.在宅チーム医療で活躍するホームファーマシストに求められる3つの力の修得を目的に、医系総合大学の特色を活かし、段階的かつ体系的な学部連携・大学地域連携教育カリキュラムを構築する。
 (1)思いを受容し支える力
  (患者と家族のナラティブを受け入れ支えるコミュニケーション、医療ヒューマニズム)
 (2)チームでの問題発見・解決能力
  (多職種が連携・協働し、最善の治療・ケアを立案・実践する能力)
(3)在宅医療実践力
  (QOL・ADLを評価・支援する、多職種が共有すべき専門的な技能)

2.医・歯・薬・保健医療の各学部と地域の医療機関・組織などと連携して在宅医療教育支援室を新設し、低学年から学部連携型の多様な体験実習、PBLチュートリアル、シミュレーション演習・実習で、在宅チーム医療に必要な基本的能力を醸成し、高学年での参加型の在宅チーム医療実習でホームファーマシストを育成する。

3.在宅チーム医療教育に活用できる多機能シミュレーター、学習用DVDやITシステムを開発する。

■参考 文部科学省 課題解決型高度医療人養成プログラム
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1346835.htm

▼本件に関する問い合わせ先
 ホームファーマシスト育成プログラム運営責任者(加藤裕久)
 TEL: 03-3784-8048
 FAX: 03-3784-8576
 E-mail: yaskato@pharm.showa-u.ac.jp