摂南大学

「大地震だ!」どうする?病院の機能低下 病院対象災害研修プログラム「DT-H」に建築学科学生らが協力

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摂南大学(大阪府寝屋川市)理工学部建築防災工学研究室(指導教員:池内淳子教授)は11月10日、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と共催で病院対象災害研修プログラム「DT-H」を実施する。

 これまでの病院災害研修は、医療従事者を対象としたトリアージ訓練を中心に行われてきた。本学で2014年に開発したDT-H(Disaster Training program for Hospitals)は、地震後に病院内で発生する病院建物の損壊や電気、ガス、水道などのライフライン途絶による病院の診療機能低下などに対し、病院としてどのように対応していくのかを考える図上訓練型災害研修で、医療系、事務系を含めたオール病院体制で災害研修を実施することが特長。災害による病院被害を知り、自病院施設に対する理解を深め、研修後に自病院の災害対策を促進することを狙いとしている。そのため、研修先病院の実際の平面図や配置図を使いながら、付与されたカードに記載されている災害事案について解決策を考える。
 本研修はこれまで山形県、福島県、兵庫県、大阪府堺市、鹿児島県の合計30を超える病院で実施。今回は今年7月に移転した最先端の医療現場である同センターで研修を実施し、国立医療機関として災害意識の高揚を図る。当日は同研究室の学生らが同センター専用の研修プログラムを提供し、ファシリテーターを務める。

○日時:11月10日(日)13:30~16:00
○場所:国立循環器病研究センター(大阪府吹田市岸部新町6-1)
○内容:大地震を想定した班別の災害図上訓練と解決策の発表、池内教授による病院建物被害発生後の対応についてのレクチャーなど

▼本件に関する問い合わせ先

学校法人常翔学園 広報室 

笹部・上田

住所

: 大阪府寝屋川市池田中町17-8

TEL

: 072-800-5371