【ニュース特集】次代を見据えた改革相次ぐ 入学金返還で受験生救済も(2025年10~12月のアクセスランキング30)
学校法人実践女子学園(東京都日野市)は学園の長期構想に基づき、2031年4月をめどに実践女子大の全学部・学科を渋谷キャンパスへ集約する方針を決定した。今後は、同キャンパスの再整備に向けた準備を進める(2位)。
同大は歌人で女子教育の先駆者・下田歌子により1899年に麹町で創設され、1903年に渋谷に移転。「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神のもと、126年にわたり女子教育の発展に寄与してきた。近年は社会連携とグローバル教育を軸に、国内外の大学や企業、地域社会との連携を強化。2024年の国際学部新設をはじめ、環境デザイン学部(25年)、食科学部(26年)新設など、積極的な大学改革を進めている。
最先端の企業や文化が集積する渋谷へのキャンパス集約は、社会課題に主体的に向き合う人材育成に大きな意義を持つ。同大は新棟建設を含む再整備を行い、中高大が連続する教育環境を構築する。なお、31年以降も日野市との連携は継続する予定で、前出の23区規制が延長された場合は改めて再整備の対応を検討するとしている。
(https://www.u-presscenter.jp/article/105286)

一方、中央大(同八王子市)は、複雑化する現代社会に対応できる人材育成の強化を目的に、経済学部の学科改組を構想。27年4月、現在の4学科を2学科(経済、社会経済学科)4コースに再編する計画だ(名称はいずれも仮称、設置構想中)(22位)。
新体制での学びを具体的に伝えるため、「中大経済のシンカが未来を動かす」をコピーに掲げた特設サイトも公開。新学科のカリキュラム概要のほか、現代社会を経済学で読み解くコラムや、教員が学びの意義を語る対談などを発信している。
(https://www.u-presscenter.jp/article/95414)

また、愛知大は27年4月、名古屋キャンパス(名古屋市)に「社会情報学部(仮称)」の設置を構想している(20位)。
新学部では経済学や経営学など、これまで同大の社会科学系学部が蓄積してきた教育・研究をベースに、分析ツールとしての統計学や情報・AI(人工知能)分野を学ぶことで、広く社会問題の解決に資する人材の育成を目指す。
(https://www.u-presscenter.jp/article/4756)
今春、社会学部と教育学部が始動する甲南女子大(神戸市)は、27年4月に文学部と国際学部を再編する構想を進めている(28位)。
文学部では日本文化学科(仮称)を既存学科から刷新し、日本文化の本質や魅力を発信する力を養成。メディア表現学科は学修領域を「ヴィジュアルカルチャー」「クリエイション/AI」「ソーシャルデザイン」の3分野に再編し、デザイン思考を取り入れた教育を行う。
国際学部は2学科を国際学科(仮称)に統合し3専攻制に。専攻を横断した幅広い学びと希望者全員の留学を可能とする計画だ。
(https://www.u-presscenter.jp/article/95541)

私立大学の入試をめぐって近年話題となっているのが、併願受験に伴う「入学金の二重払い」問題だ。受験生や保護者の大きな負担となっていることから、文部科学省も大学に改善を促している。
産業能率大(東京都世田谷区)では01年度から、入学辞退者の負担を抑える独自の「入学金全額返還制度」を導入してきた。同大は複雑な私大入試を分かりやすく伝えるため、「入試とお金」を解説したアニメ動画を公開。「知らないと損する入試スケジュール管理のコツ」を同大職員がアドバイスする動画も配信している(10位)。
(https://www.u-presscenter.jp/article/4087)

横浜商科大(横浜市)も26年度入試から、入学辞退者に対する入学金の返還を決定した(13位)。対象は25年実施済みの総合型・学校推薦型選抜などのほか、26年2月合格発表の一般選抜(A・B日程)、共通テスト利用(A日程)、総合型選抜(E日程)、留学生試験(B日程)。期限内に入学辞退届を提出した受験生が対象で、受験生の負担軽減と安心した進路選択を支援する(3月合格発表の入試は対象外)。
(https://www.u-presscenter.jp/article/95141)
■大学プレスセンター ニュースアクセスランキング(2025年10月21日~12月20日)
[1]昭和女子大学(東京) 会計ファイナンス学科の2025年3月卒業生が、難関の公認会計士試験に初の合格者を輩出。(12/5)
[2]実践女子大学(東京) 31年4月をめどに全学部を渋谷キャンパスへ集約。キャンパス再整備に向けた準備を進める。(12/17)
[3]麻布大学(神奈川) 北里大、日本獣医生命科学大と獣医学・動物生命科学に係る教育研究の包括連携協定を締結。(12/1)
[4]昭和医科大学(東京) 27年4月開設予定の鷺沼キャンパス(川崎市)が、「第4回ABINC賞 特別賞」(主催:いきもの共生事業推進協議会)を受賞。市街地の緑地保全や資源循環、学内連携の環境活動が高く評価。(12/5)
[5]流通経済大学(千葉) 同大と同大付属柏高校サッカー部の男女計15人がプロ・アマチュアチームに加入内定。(12/4)
[6]拓殖大学(東京) 「第27回全国高校生・留学生作文コンクール2025」の入賞者を発表。最優秀賞に副賞20万円。(10/25)
[7]日本大学(東京) 箱根駅伝出場に伴い、25年12月に壮行会を実施(総合10位で来年度のシード権獲得)。(12/4)
[8]学校法人藍野大学(大阪) 同大の次期学長に角野文彦びわこリハビリテーション専門職大学長が、びわこリハビリテーション専門職大の次期学長に田中弘一郎学長補佐が決定。就任はいずれも26年4月1日。(11/25)
[9]甲南大学(兵庫) 12月に第2回「KOBE SDGs マルシェ」を開催。同大など神戸市内の大学や企業、団体等が実施しているSDGsへの取り組み(SDGsチャレンジ)を、来場者と楽しみながら共有。(11/7)
[10]産業能率大学(東京) 文部科学省が問題解消を呼びかけ、注目が集まる「入学金二重払い」で、受験生が直面する経済的負担に関する解説動画を公開。01年から24年間継続する同大の「入学金返還制度」も紹介。(11/14)
[11]城西大学(埼玉) 北海道で採取された不明骨が、東アジアでは初の発見となる恐竜時代(白亜紀)のチョウザメ科の化石であることを、同大らの共同研究チームが解明。チョウザメ科の進化や分布に新たな知見。(11/14)
[12]立教大学(東京) 学生や教員、学芸員らの企画展「トーヴェ・ヤンソン ~ムーミンの誕生と展開~」を25年12月まで開催。(10/27)
[13]横浜商科大学(神奈川) 26年度入試より、入学辞退者に対する入学金の返還を決定。(12/15)
[14]中部大学(愛知) 食物繊維の豊富な日本型食(和食)が腸内環境を整えることで、パーキンソン病の運動症状の進行を抑制する可能性があることを、生命健康科学部・平山正昭教授ら共同研究グループが発表。(11/10)
[15]昭和医科大学(東京) 27年4月に、同大で2校目となる看護専門学校「昭和医科大学附属横浜看護専門学校」(横浜市)の開設に向け認可手続中。専門性に加えて多職種連携を理解し、医療に貢献できる看護師の育成を目指す。(12/16)
[16]東京家政大学(東京) 米国のフロリダ州立大と連携協定を締結。同大が提供するウォルト・ディズニー・ワールドでの半年間のインターンシップ留学プログラム(有給)を、日本の女子大としては初めて導入。(12/12)
[17]東京女子大学(東京) 「2025年有名企業400社実就職率ランキング」(調査:大学通信)で実就職率が18.9%を記録し、全国私立女子大で2位(トップ3入りは12年連続)を獲得。就職率も9年連続で99%以上の実績。(12/18)
[18]東洋英和女学院大学(神奈川) 次期学長に早稲田大名誉教授の藁谷友紀氏を選任。任期は26年4月1日から4年間。(12/2)
[19]法政大学(東京) 12月に多摩キャンパスで学生企画「100円モーニング」を実施。栄養バランスの取れた朝食を提供。(12/8)
[20]愛知大学(愛知) 27年4月、名古屋キャンパスに「社会情報学部(仮称)」の設置を構想中。(10/27)
[21]関西学院大学(兵庫) 9拠点約2000回線の固定電話を「Cloud Calling for Zoom Phone」に移行。教育機関では国内最大規模で、同じ電話番号を場所を問わず利用でき、リアルタイム翻訳や自動要約機能の活用による生産性の向上も。(12/4)
[22]中央大学(東京) 経済学部が27年4月から2学科4コース制への再編を構想中。新体制の学びが分かる特設サイトを公開。(12/5)
[23]跡見学園女子大学(東京) 新学長に森まり子文学部長を選任。任期は4月からの4年間で、1965年の大学設立以来、初の女性学長に。(11/6)
[24]芝浦工業大学(東京) 同大主催の「第20回高校化学グランドコンテスト」を開催。文部科学大臣賞は都立日比谷高校が受賞。(10/27)
[25]武蔵大学(東京) 人気の教育系YouTuber「コバショー」氏が同大の新学生食堂を取材。「CASTDICE TV」で動画を公開中。(10/22)
[26]大妻女子大学(東京) 大学通信が発行する『大学探しランキングブック』(25年12月刊)で、「キャビンアテンダント就職者数」全国女子大1位、「社会福祉士国家試験合格者数」全国女子大2位など複数項目でランクイン。(12/18)
[27]麻布大学(神奈川) イヌを飼育する児童は、そうでない児童に比べ問題行動や非行行動が低下しており、その原因に細菌叢の変化が関与している可能性があることを、獣医学部の菊水健史教授らの共同研究グループが発見。(12/4)
[28]甲南女子大学(兵庫) 27年4月に文学部と国際学部の再編を構想。3年連続の教育改革で、学びをさらにアップデート。(12/2)
[29]青山学院大学(東京) 学校法人青山学院と学校法人山梨英和学院が「教育提携」に関する協定を締結。(11/25)
[30]工学院大学(東京) 大規模災害時に、帰宅困難者向けの情報発信を行う東京都のオペレーションシステム「キタコンDX」を活用した、一時滞在施設運営訓練を12月に新宿区内で初めて実施。(11/26)