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昭和大学歯学部学生からなる歯科医療研究会は、8月1日、2日に「無歯科医村」である長野県下伊那郡根羽村で「お口の健康チェックフェア(無料歯科健診)」を実施する。高齢者を多く抱える地域の口腔状態の向上を図るとともに、歯学生の自覚と、コミュニケーション能力など個々の技能を高めるのが狙いだ。
昭和大学歯科医療研究会は、無料歯科健診をメインに活動する、歯学部の学生を中心とした部活動である。大学祭や夏合宿での検診のほか、無料歯科健診を行うにあたっての勉強会や、歯科医療に関する勉強会など、部員の自主性に基づいた活動も年間を通して行っている。
同研究会では昨年に引き続き、今年度も夏合宿として、8月1日(土)、2日(日)に長野県下伊那郡根羽村で「お口の健康チェックフェア(無料歯科健診)」を実施する。
根羽村は人口が約1250人の「無歯科医村」地区で、高齢者の占める割合が多い。義歯に関する問題を抱えている方が多いにもかかわらず、歯科医師に相談していない人がいるのが現状だ。また、子どもの虫歯も多い。
このような現状を踏まえ、今回の活動ではOB・OGの歯科医師による健康・歯科相談と、学生によるブラッシングの個別指導を行う。また、歯周病予防に関する説明や、OB・OGの歯科医師による歯科関連の講話なども行う予定だ。
同研究会は、こうした活動を通し、医療を提供する側と提供される側の双方から、歯科を広い視野でとらえ、「より良い歯科医療とは何か」を自ら考え体感することを図っている。
【2009年度 昭和大学歯科医療研究会 無料歯科健診(長野県下伊那郡根羽村)概要】
<目的>
健診を通じて、来訪者自身の現在の口腔状態を知ってもらう。また、口腔ケア方法を説明することで、本人や家族の口腔健康管理に興味を持ってもらい、個人と村全体の口腔状態の向上を図る。
同時に、診療活動を行うことによって、歯学生としての認識を高め、モチベーションをあげる。また、コミュニケーション能力などの個々の技能を高める。
さらに、健診活動を通じて、その年の個人の口腔状態を知るとともに、村全体の口腔状態の変化を知る。
<各学年の目標>
■1年生…活動に参加し、健診活動について知る。
■2年生…健診活動に参加し、健診内容を身につける。来訪者の方に分かりやすく伝えるよう、コミュニケーション能力を磨く。
■3年生…従来の健診内容に加えて、自分なりの工夫した健診を行うことができるようにする。また、個人の健診だけでなく、全体の流れをみる目を養う。
■4年生…幹部学年として全体をまとめ、健診活動を成功させる。来訪者個人にあった健診を行うことができる。
<健診内容>
歯科医師による口腔内診査と、ブラッシング相談を中心に行う。
・歯科医師による口腔内診査
・ブラッシング相談
・う蝕(虫歯)原因菌活動性チェック(RDテスト)
・口腔清掃用具などに関する展示
・歯周病の来訪患者の方のPCR(プラークコントロールレコード)
ブラッシング、う蝕、歯周病、義歯に関する冊子を来場者に配布し、冊子の内容を参考にしながらブラッシング指導を実施。
<健診会場>
「根羽村老人福祉センターしゃくなげ」
〒395-0701 長野県下伊那郡根羽村21-1
TEL: 0265-49-2288
<健診時間>
8月1日(土) 12:30~16:30
8月2日(日) 10:00~16:00
▼本件に関する問い合わせ先
昭和大学 総務部総務課(吉岡)
TEL: 03-3784-8011
大学・学校情報 |
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大学・学校名 昭和医科大学 |
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URL https://www.showa-u.ac.jp/ |
住所 品川区旗の台1-5-8 |
昭和医科大学は医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の4学部が揃う「医系総合大学」です。創立以来、“常に相手の立場に立ってまごころを尽くす”という意味の「至誠一貫」を建学の精神に掲げ、思いやりのある人間性豊かな医療人の育成を最大の使命として、教育と研究に取り組んでいます。患者さんに誠意を持って接し、患者さん本位の医療を提供すること。そして忘れてはならないのは医療人同士の思いやりです。昭和医科大学には、この医療人同士が心を通じ合わせて治療にあたる「チーム医療」の学びがあります。 1年次の富士吉田キャンパスでの全寮制では4学部の学生が一緒に生活し、医療人として大切なコミュニケーション能力と相手を思いやる心を育みます。そして2年次より専門科目を学びながら、継続的に最終学年まで体系的なチーム医療教育を実践しているのが大きな特色です。 |
学長(学校長) 久光 正(ひさみつ ただし) |