朝日大学

風力発電を利用した「エコな学園祭」――朝日大学が「そらべあグリーン電力証書」を使用した学園祭で地球環境に配慮(東海初)

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朝日大学では、10月23日(金)~25日(日)に開催する「第39回 朝日祭」に、「そらべあグリーン電力証書」によって取得した1000kWh分のエネルギーを使用する。学内で行われるイベントやライブにはすべてグリーンエネルギー(風力発電など自然の力を使って発電した電力)を利用することで、学生だけでなく、教職員、そして学園祭に訪れる方々にも地球温暖化防止への理解を深めてもらうのが狙いだ。

 「そらべあ」は地球温暖化防止を呼びかけるために生まれたキャラクター。北極に住むホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」は、温暖化が進み、氷の大地が裂けたことで、お母さんグマと離ればなれになってしまった。NPO法人そらべあ基金は、この「そらべあ兄弟」に笑顔を取り戻そうと始まった活動である。
 今年は、そらべあ基金の理念を、学生ならではのアイデアで世に広める活動をしている「そらべあ基金学生事務局」の企画で、日本初となる「そらべあグリーン電力証書」を使用した学園祭(※)が実施されることとなった。

 朝日大学では、大友克之学長のもと、今年の5月より「エコキャンパスプロジェクト」に取り組んでいる。これまでにも学生によるエコバッグの製作と配布、学内の省電力化、「環境問題」の特別講義の開催などの活動を積極的に行ってきた。
 今回、同大は「そらべあグリーン電力証書」によって1000kWh分のエネルギーを取得。学園祭に参加する学生だけでなく、教職員、そして学園祭に訪れる方々にも地球温暖化防止への理解を深めてもらうため、学内で行われるイベントやライブにはすべてグリーンエネルギーが使われる。
 「学園祭という学生イベントを通じて、地球環境についていっしょに考える日にしたい」と、田口嘉彦学長企画室長は語っている。朝日大学の「そらべあグリーン電力証書」使用は東海地方の大学では初の取り組み。
(※)今年の学園祭で「そらべあグリーン電力証書」を使用する大学は、朝日大学の朝日祭に加え、慶應義塾大学の矢上祭など全部で6大学である。
●参考URL: http://www.eco-online.org/sorabear/200910062110.php

【グリーン電力証書の仕組み】 (日本風力開発株式会社のHPより)
 風力発電など、自然の力を使って発電した電力(グリーンエネルギー)は、地球環境に負荷を与えないという環境付加価値がある。しかし、グリーンエネルギーをつくるには、従来の発電方法よりもコストがかかるため、環境付加価値をきちんと評価・利用する仕組みがなければ普及することができない。
 そこで、その環境付加価値分を証書という形にしたものが「グリーン電力証書」だ。グリーンエネルギーを直接使うことは難しいが、間接的に使える仕組みが「グリーン電力証書システム」である。
(1) グリーン第三者機関であるグリーンエネルギー認証センターが、環境付加価値を生み出す発電所であるかチェックをし、グリーン電力発電設備として認定する。
(2) 認証された発電所で、環境付加価値を持った自然エネルギーを発電する。
(3) 発電された電力量について、グリーン電力として適正か、グリーンエネルギー認証センターが認定をする。
(4) 発電された自然エネルギーの電気価値分は電力会社等へ売電する。
(5) 自然エネルギー発電量の環境付加価値分について、グリーン電力証書を発行して販売。グリーン電力証書の購入者は、自然エネルギーの電気を使っているとみなされる。
●参考URL: http://www.jwd.co.jp/sorabear/mechanism.html

【そらべあグリーン電力証書】 (そらべあ基金のHPより)
 「そらべあグリーン電力証書」は、日本風力開発株式会社の風力発電所で発電された電気の環境付加価値を証書化したもの。購入いただいたお客様は、発電時にCO2を排出しないグリーン電力を使用できると同時に、売り上げの一部がそらべあ基金へ寄付されることで、地球温暖化防止に二重に貢献できる新しいタイプのグリーン電力証書である。
●参考URL: http://www.solarbear.jp/project/greenenergy/

▼本件に関する問い合わせ先
 朝日大学 学長企画室 入試課 担当(田口・纐纈)
 TEL:058-329-1088
 FAX:058-329-1089
 E-mail: nyuusi@alice.asahi-u.ac.jp