京都橘大学

京都橘大学が、文化勲章受章者・脇田晴子元教授に名誉教授の称号を授与

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京都橘大学(京都市山科区/学長・青木圭介/2005年4月、京都橘女子大学より校名変更・男女共学)ではこのたび、脇田晴子元教授に同大名誉教授の称号を授与することとなった。

 10月26日、脇田晴子元教授は長年の日本中世史、日本女性史の分野における教育・研究が高く評価され、文化勲章を受章された。脇田元教授は、1967年の同大開学当初から17年間教鞭を取り、教育・研究の両面で今日の本学歴史学科の礎を築いた。また、その間に行われた脇田元教授を中心とする日本女性史研究の蓄積を基礎に、同大では1992年に女性歴史文化研究所を設立した。

 このたび、同大では脇田元教授の栄誉を称え、また同大の日本女性史研究をトップレベルに発展させた学術上の功績を評価し、名誉教授の称号を授与する。これに伴い、名誉教授称号授与式を下記の日時・内容で挙行する。

◆名誉教授称号授与式
【開催日時】
 2010年12月8日(水)
 10:00~10:30 名誉教授称号授与式
          ※名誉教授の証書授与および花束贈呈を行います
【開催場所】
 京都橘大学管理特別教室棟3階 第3応接室

◆脇田晴子元教授プロフィール
〈経歴〉
1956年 神戸大学文学部史学科卒業
1960年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
1963年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
1967年 橘女子大学(現:京都橘大学)文学部助教授
1971年 同文学部教授
1982年 女性史研究の草分けである『日本女性史』全5巻を刊行。
 本シリーズは、脇田元教授が代表を務めた「日本における婦人問題の歴史的総合的研究」(1977~1979年文部省科学研究費補助金交付)を基に編集され、刊行にあたっては1982年度研究成果刊行助成金の交付を受けた。また、事務局は橘女子大学(現:京都橘大学)に置かれた。ここでの成果が、今日の女性歴史文化研究所の礎となっている。
1984年 鳴門教育大学学校教育学部教授
1990年 大阪外国語大学(現:大阪大学)外国語学部教授
1995年 滋賀県立大学人間文化学部教授
2004年 城西国際大学大学院人文科学研究科客員教授
2005年 文化功労賞受賞
2007年 石川県立歴史博物館館長(現職)
2010年 文化勲章授章

〈学位〉文学博士(京都大学、1969)

〈専攻分野〉日本中世史、日本女性史

〈主な著書〉
単著:
『日本中世商業発達史の研究』(御茶の水書房)
『日本中世都市論』(東京大学出版会)
『日本中世女性史の研究』(東京大学出版会)
『日本中世被差別民の研究』(岩波書店)*第25回角川源義賞
『能楽のなかの女たち』(岩波書店)など
共・編著:
『日本女性史』全5巻(東京大学出版会)
『日本女性生活史』全5巻(東京大学出版会)
『日本女性史研究文献目録1~4』(東京大学出版会)
『母性を問う』上・下巻(人文書院)
『ジェンダーの日本史』上・下巻(東京大学出版会)など

▼本件に関する問い合わせ先
 京都橘大学 企画広報課/花岡・足立
 〒607-8175 京都市山科区大宅山田町34
 TEL: 075-574-4112(直通)
 FAX: 075-574-4151