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創価大学が2011年度「夏期スクーリング」を実施

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猛暑と電力不足が懸念される中、創価大学通信教育部では8月7日から21日までの15日間、2011年度「夏期スクーリング」を実施。アメリカやフランス、中国など海外12か国からの参加者も含め、延べ約7000名の受講者が参加。また、宮城や福島、岩手からも60名を超える受講者が、強い向学心を持ってキャンパスで学んだ。

 社会の中で働きながらもっと学んでいきたい、キャリアアップをしたい、生涯学習を通し社会に貢献していきたいなど、今時代の大きな変化とともに「学ぶ目的と方法」も変わろうとしている。こうした中、創価大学通信教育ではより広く、より深く、意欲ある人々に大学教育の門戸を開いている。

 8月16日に開催された通信教育部生の集い「光友会大会」では、田代康則理事長が「光友会の皆様は、互いに励まし合いながら、わが職場で、わが地域で、わが家庭で、自らが不屈の英知の太陽と輝きながら、苦しみ悩む多くの人々の心を照らし、さらには、混迷の世界の未来を燦然と照らしていってください(抜粋)」との創立者からのメッセージを紹介した。

 当日、福島県から参加した女性は、以下のように語った。
 「通教に入学したのは12年前。入学のきっかけは、当時中学生になった長男のことでした。机にむかっても、じっとしていられないので、勉強は大嫌い。せめて、高校には行ってもらいたいと悩んでいたときに、親が勉強する姿を見せてあげたらどうかと背中をおされて、創大通教に入学しました。すると、長男が父親と同じ電気工事士の資格を取りたいと言い出し、勉強をはじめるようになり、工業高校に合格。さらに驚いたことには、すごくほめ上手な担任の先生と出会い、勉強が大好きになり、高校からの推薦を受けて、工業大学へ進学しました。
 しかし、私は公務員として働く日々の生活に追われて完全に落第生になっていました。そんな中で、今回10年ぶりにスクーリングに参加できたのは、3月11日の大震災がきっかけです。原発の影響ではりつめた状況の時に創大通教から電話が。“ご無事でしたか”の声に必死の思いが伝わってきて、本当に感動しました。“心配いただいてすいません。必ず卒業します”と答えていました。その後2回も、留守番電話に安否確認の伝言を入れていただきました。これが、私の中にあった弱いあきらめの生命をたち切ってくれました。さっそく、3期のうちの1期だけでも休みが取れたら参加がしたいと思い、職場の上司に申し出たところ、なんと、3期とも出席できることになりました。本当に夢のようです」

 花見常幸通信教育部長は「感動的なエピソードがいくつも生まれた、2011年夏の歴史的なスクーリングでした。これらのエピソードを生み出す源泉ともいうべき、通教の人間教育の伝統をさらに一層発展させるために、通信教育部として、今後とも努力を重ねてまいりたいと思います」と感想と新たな決意を述べた。

●創価大学 通信教育部
 https://www.tukyo.net/

▼本件に関する問い合わせ先
 創価大学 広報部
 〒192-8577 東京都八王子市丹木町1-236
 TEL: 042-691-9442
 FAX: 042-691-9300

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