創価大学

中国駐日大使が母校・創価大学にて名誉博士号受章記念講演を開催 ~4月2日の入学式にて、学生・保護者・教職員ら約4500名が参加

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創価大学では、4月2日(月)14時から記念講堂において開催された入学式で、中国の程永華駐日大使が「創価大学名誉博士号」を受章し記念講演を行った。これには、学部生、短大生、大学院生、留学生等の新入生、保護者、教職員など、約4500名が参加した。

 式典は、創価女子短期大学・石川惠子学長の開式の辞、新入生紹介、新入生代表抱負に続き、創価大学・山本英夫学長が「程永華大使がアジアの平和外交、日中の平和友好に貢献された業績を讃え、名誉博士の学位を授与する」「徹して学問に励み、世界の平和に貢献しゆく、大人材に成長していただきたい」と式辞。祝賀演奏の後、程駐日大使へ名誉博士号が授与され、同大使から記念の講演があった。

 創価大学・田代康則理事長は「程大使が学生寮で過ごされた学生時代、私も寝食を共にさせてもらいました」などのエピソードを紹介し、「一人ひとりの留学生と未来を創る思いで、友好と友情を育み、世界へ大きなネットワークを広げていきたい」と新入生に期待を寄せた。

 程大使は講演の中で、「創価大学は私の母校というべきところです。大学を訪れるたびに、学問を志した青年時代のことが思い出されます」と新中国からの最初の留学生として来日した当時を回想。創価大学と中国の友好交流を振り返り「創価大学は中国の20余の大学と交流を結び、重責を担う人材を輩出しています」と紹介した。

 そして、本年が中日国交正常化40周年にあたることに触れ、中国の『水を飲むとき、井戸を掘った人のことを忘れない』という言葉を引き、「私たちは両国関係の再建と発展のために努力を払った、創立者池田大作先生をはじめ、先賢のことを忘れてはならない」と語りかけ、「国交正常化当初、中日間の貿易額は10億ドル、人的交流は1万人だったが、2011年には中日貿易は300倍に達し、人的交流は530倍を超えました。更に、247組の友好都市関係が結ばれ、文化の往来は日増しに密接になっています」と友好の発展について述べた。

 さらに、次の40年、400年の中日関係構築のため、(1)「決意」を持って両国関係の大局を守り、両国関係の大方向をしっかりつかむ、(2)「勤勉」によって、両国の互恵・協力を強固にする、(3)「情宜」によって、末永い友好の基礎をしっかり固める、(4)「英知」によって、お互いの意見の食い違いをうまく処理することへの努力を強調。最後に、「大学の先輩として、『理想をもち、勉強を善し、責任を知り、自立を求め、奮闘に勇む』人間になるよう心から期待しています」と講演を結んだ。

▼本件に関する問い合わせ先
 創価大学 広報部
 〒192-8577 東京都八王子市丹木町1-236
 TEL: 042-691-9442
 FAX: 042-691-9300