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昭和大学北岳診療部が南アルプス国立公園関係功労者特別表彰を受賞――南アルプス唯一の診療所として、開設以来35年にわたる診療活動が評価

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南アルプスの国立公園指定50周年を記念した式典が5月24日、長野県伊那市内で開かれ、昭和大学北岳診療部が南アルプス国立公園関係功労者特別表彰を受賞した。南アルプス市営北岳山荘において、長年にわたり診療活動を続け、多くの人命を救ったことなどが評価された。

 昭和大学は1980(昭和55)年に、日本第二の高峰である北岳と中白峰の鞍部、標高2,900メートルにある北岳山荘に「北岳診療所」を開設。夏山シーズン(7月・8月)と秋の連休時に医師、看護師、医学生らが常駐し、登山者の人命救助およびけがの対応を行っている。診療所にはシーズンで300人近くの登山者が訪れ診療活動が行われている。医学生は5、6人ずつ10班に分かれ、1班あたり約1週間を診療所で過ごす。診察は医師が行うが、学生らは診察前にけがの程度や症状を確認、血圧測定など医師、看護師らの診療活動をサポートしている。

 また、このほかにも1931年(昭和6年)白馬岳(白馬山荘)に「白馬診療所」を開設し、北岳診療所同様、高山病を中心とするさまざまな病気やけがによって、シーズン400人以上の登山者の診療活動を継続して行っている。
 
 これらの診療所は、開設以来ボランティア精神に基づき、安全で快適な登山を診療部OB、医学部生や看護学生が自主的に支援し続けている。今年も夏のシーズンに向け、開設準備を進めている。

【2014年度 診療所開設期間】
<北岳診療部> 
7月19日(土)~8月15日(金)、9月13日(土)~9月15日(月)
※北岳(きただけ)は標高3,193メートルを誇る富士山に次ぐ日本第二の高峰で、近年の登山ブームも影響し、夏には1日に千数百人の登山客が訪れる。

<白馬診療部> 7月11日(金)~8月15日(金)
※白馬岳(しろうまだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)北部の後立山連峰にある標高2,932メートルの山。長野県と富山県とにまたがる。日本百名山の一つ。

▼本件に関する問い合わせ先
 昭和大学 総務部 総務課 (広報担当)
 TEL: 03-3784-8059 (直通)

5501 授賞式にて

5502 北岳にて

5503 北岳山荘

5504 北岳からの眺め