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学校法人昭和大学(以下、昭和大学)は米国フィリップスと共同で遠隔集中治療患者管理プログラム(以下、eICU)を日本で初めて導入し、附属病院において実証研究を開始した。
eICUとは、コントロールセンターと複数病院の集中治療室(ICU)をVPN(仮想プライベートネットワーク)で接続することにより、それぞれのICUベッド患者の状態・データをコントロールセンターの医師や看護師がモニタリングする遠隔医療プログラムで、フィリップスが米国で2000年から展開している事業。2015年現在、eICUは全米のICU病床の13%に導入されており、その導入効果は多くの学術研究論文で発表されている。
日本では2009年に超高齢社会に突入。高齢患者の増加に伴い医療費の増加、医師・看護師の人手不足が病院運営の大きな課題になっている。こうした中、IoT(Internet of Things=モノのインターネット)を利用した遠隔医療システムが米国ではすでに実用され有効性が実証されていることから、わが国においてもeICUは実効性のあるソリューションになると期待できる。
昭和大学はフィリップスと共同で、昭和大学病院と江東豊洲病院のICUに日本で初めてeICUシステムを設置し、2病院をVPNで接続してその有効性を実証研究する。研究成果はEBM(科学的根拠に基づく医療)で学会や論文などで発表するとともに、その付加価値が確認された場合は藤が丘病院、横浜市北部病院にもeICUを導入する計画。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人昭和大学
総務部 総務課(広報担当)
TEL: 03-3784-8059
大学・学校情報 |
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大学・学校名 昭和医科大学 |
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URL https://www.showa-u.ac.jp/ |
住所 品川区旗の台1-5-8 |
昭和医科大学は医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の4学部が揃う「医系総合大学」です。創立以来、“常に相手の立場に立ってまごころを尽くす”という意味の「至誠一貫」を建学の精神に掲げ、思いやりのある人間性豊かな医療人の育成を最大の使命として、教育と研究に取り組んでいます。患者さんに誠意を持って接し、患者さん本位の医療を提供すること。そして忘れてはならないのは医療人同士の思いやりです。昭和医科大学には、この医療人同士が心を通じ合わせて治療にあたる「チーム医療」の学びがあります。 1年次の富士吉田キャンパスでの全寮制では4学部の学生が一緒に生活し、医療人として大切なコミュニケーション能力と相手を思いやる心を育みます。そして2年次より専門科目を学びながら、継続的に最終学年まで体系的なチーム医療教育を実践しているのが大きな特色です。 |
学長(学校長) 久光 正(ひさみつ ただし) |