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相模女子大学(神奈川県相模原市南区、学長・田畑 雅英)は、令和3年度より、相模原市からの委託を受けて、発達障がいや知的障がい(以下、発達障がい)の若者を対象にインクルーシブな生涯学習および学生や市民との交流のためのプログラム開発(インクルーシブ・プログラム開発事業)を、相模原市発達障害支援センターと協働で行っています。
今年度は、前年度の実績を踏まえ、1)他大学でも汎用可能な「インクルーシブ生涯学習プログラム」のモデル開発、および2)プログラム運営に当事者の参加を図り、市内の発達障がいの高校生や若者に向けてプログラムの魅力を発信する技術や、活動を通じて参加者をサポートする心がまえを身につける「エンパワメント・プログラム」の実践、という2本柱で開発を進めています(図)。
このうちインクルーシブ生涯学習プログラムは、9月24日の「入講式」を第1回として秋学期の土曜日に全8回を計画しています。基盤は、前年度までインクルーシブ・ゼミと称して開発してきた、発達障がいの若者4~5名と相模女子大学の学生4~5名の固定メンバーによる「クローズドな講座」(通称、ゼミ)です。ゼミでは毎年、新規参加者を募り、パーソナルポートフォリオづくりや「私のトリセツ相談会」など構造化された活動を通じた若者・学生の双方に自己理解の深化と相談の成功体験をねらいとしており、将来エンパワメント・プログラムの担い手となることへの心がまえや動機も育てていきます。
また、生涯学習プログラムには、多様な市民が参画できる「オープンなセミナー」(以下、セミナー)が3回組み込まれています。セミナーの時間帯は中学生以上なら誰でも参加が可能であり、発達障がいの高校生をターゲットに積極的な参加を呼びかけています。ゼミの固定メンバーもセミナーに参加し、講義を聴講し、一般の若者・市民との交流機会を持ちます。それだけでなく、ピアサポーターとして外部から参加する発達障がいの後進と関わり、来年度のゼミへの参加を呼びかけるなど、当事者同士による循環モデルの構築にも一役買っています。
エンパワメント・プログラムは、生涯学習プログラムの下支えを担います。活動のひとつとして、前年度までにゼミに参加した発達障がいの若者と学生が中心となってインクルーシブ・リサーチを行っています。インクルーシブ・リサーチでは自身の関心を探求するための調査方法や社会への発信の方法を学ぶことでセルフ・アドボカシー(自分の権利を守るために発言すること)が可能になることをねらいとしています。昨年度は「知的障害や発達障害の若者が大学に求めるニーズとは」というテーマで神戸大学のKUPIなど先進的な実践の視察を行い、成果報告会で発表しました。今年度は、そこで共有した問題意識を地域の教員向け研修会などで発信しつつ、「学校を卒業した後も学び続けるためには」というテーマを模索する目的で、当事者組織や市民活動・生涯学習支援の視察を予定しています。また、新たな試みとして、生涯学習プログラムの魅力を発信するために、プロの指導のもと、若者自ら取材や撮影、編集を行い、動画をつくって発信していくメディア活動を行う予定です。
本プログラムの成果は2022年10月の日本LD学会(於:京都)の自主シンポジウム、および2023年2月4日開催予定の報告会にて発表します。発達障がいの若者も発表者の一員として登壇する予定となっています。
■オープンセミナー(さがまちカレッジ)
(1)オトナ社会を賢くサバイブ!法律の基礎知識
このうちインクルーシブ生涯学習プログラムは、9月24日の「入講式」を第1回として秋学期の土曜日に全8回を計画しています。基盤は、前年度までインクルーシブ・ゼミと称して開発してきた、発達障がいの若者4~5名と相模女子大学の学生4~5名の固定メンバーによる「クローズドな講座」(通称、ゼミ)です。ゼミでは毎年、新規参加者を募り、パーソナルポートフォリオづくりや「私のトリセツ相談会」など構造化された活動を通じた若者・学生の双方に自己理解の深化と相談の成功体験をねらいとしており、将来エンパワメント・プログラムの担い手となることへの心がまえや動機も育てていきます。
また、生涯学習プログラムには、多様な市民が参画できる「オープンなセミナー」(以下、セミナー)が3回組み込まれています。セミナーの時間帯は中学生以上なら誰でも参加が可能であり、発達障がいの高校生をターゲットに積極的な参加を呼びかけています。ゼミの固定メンバーもセミナーに参加し、講義を聴講し、一般の若者・市民との交流機会を持ちます。それだけでなく、ピアサポーターとして外部から参加する発達障がいの後進と関わり、来年度のゼミへの参加を呼びかけるなど、当事者同士による循環モデルの構築にも一役買っています。
エンパワメント・プログラムは、生涯学習プログラムの下支えを担います。活動のひとつとして、前年度までにゼミに参加した発達障がいの若者と学生が中心となってインクルーシブ・リサーチを行っています。インクルーシブ・リサーチでは自身の関心を探求するための調査方法や社会への発信の方法を学ぶことでセルフ・アドボカシー(自分の権利を守るために発言すること)が可能になることをねらいとしています。昨年度は「知的障害や発達障害の若者が大学に求めるニーズとは」というテーマで神戸大学のKUPIなど先進的な実践の視察を行い、成果報告会で発表しました。今年度は、そこで共有した問題意識を地域の教員向け研修会などで発信しつつ、「学校を卒業した後も学び続けるためには」というテーマを模索する目的で、当事者組織や市民活動・生涯学習支援の視察を予定しています。また、新たな試みとして、生涯学習プログラムの魅力を発信するために、プロの指導のもと、若者自ら取材や撮影、編集を行い、動画をつくって発信していくメディア活動を行う予定です。
本プログラムの成果は2022年10月の日本LD学会(於:京都)の自主シンポジウム、および2023年2月4日開催予定の報告会にて発表します。発達障がいの若者も発表者の一員として登壇する予定となっています。
■オープンセミナー(さがまちカレッジ)
(1)オトナ社会を賢くサバイブ!法律の基礎知識
開講日時:10/1(土)11:00~12:30
担当講師:高倉 太郎 (シグマ麹町法律事務所弁護士・千葉大学法学部非常勤講師)
会場・教室:相模女子大学 7号館 1階 711教室
(2)こころのリフレッシュ☆自分をコントロールする心理学
担当講師:高倉 太郎 (シグマ麹町法律事務所弁護士・千葉大学法学部非常勤講師)
会場・教室:相模女子大学 7号館 1階 711教室
(2)こころのリフレッシュ☆自分をコントロールする心理学
開講日時:10/22(土)11:00~12:30
担当講師:石川 勇一 (相模女子大学人間社会学部 教授)
会場・教室:相模女子大学 8号館 3階 831教室
(3)ヒトはなぜ、○○する?''あたりまえ''を深める哲学入門
担当講師:石川 勇一 (相模女子大学人間社会学部 教授)
会場・教室:相模女子大学 8号館 3階 831教室
(3)ヒトはなぜ、○○する?''あたりまえ''を深める哲学入門
開講日時:12/10(土)11:00~12:30
担当講師:伊東 俊彦 (相模女子大学人間社会学部 教授)
会場・教室:相模女子大学 7号館 1階 711教室
担当講師:伊東 俊彦 (相模女子大学人間社会学部 教授)
会場・教室:相模女子大学 7号館 1階 711教室
▼本件に関する問い合わせ先 |
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学園事務部総務課 | |
黒井 由美 | |
住所 | : 神奈川県相模原市南区文京2-1-1 |
TEL | : 042-742-1411 |
FAX | : 042-749-6500 |
大学・学校情報 |
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大学・学校名 相模女子大学 |
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URL https://www.sagami-wu.ac.jp/ |
住所 神奈川県相模原市南区文京2-1-1 |
相模女子大学は、明治33(1900)年に創設された日本女学校を母体とし、2025年に創立125周年を迎えます。 四季の変化を感じられる広大なキャンパスで、のびのびと学習できるよう、様々な施設・設備を備えています。 また、少人数教育を実践し、教員と学生の距離が近く、勉強はもちろん、生活面でもサポートしています。 同じ敷地内に、大学院から幼稚部(認定こども園)までを備える総合学園であることも特徴的。 雑誌「日経グローカル」の調査「大学の地域貢献度ランキング」にて、本学は2011~2023年度(※)の間、9期連続で全国女子大学で第1位を獲得しています。 ※調査が行われなかった2016年度、2018年度、2020、2022年度を除く 相模女子大学大学院 栄養科学研究科栄養科学専攻 社会起業研究科社会起業専攻 学芸学部 日本語日本文学科 英語文化コミュニケーション学科 子ども教育学科 メディア情報学科 生活デザイン学科 人間社会学部 社会マネジメント学科 人間心理学科 栄養科学部 健康栄養学科 管理栄養学科 相模女子大学短期大学部 食物栄養学科 相模女子大学高等部 相模女子大学中学部 相模女子大学小学部 認定こども園相模女子大学幼稚部 |
学長(学校長) 大学・短期大学部学長 田畑 雅英 |