- ★Google+
- ★Hatena::Bookmark
昭和大学(東京都品川区、学長:久光正)は、株式会社pipon(東京都中央区、以下「pipon」)と共同で、精神疾患の患者さんを対象に、医療用音声メモアプリによる服薬支援の研究を開始します 。この共同研究では、同社のスマホアプリ「ドクターボイス」を用いた服薬支援の実現可能性を評価し、精神疾患の患者さんのアドヒアランス向上(※1)とより良い治療アウトカム(※2)を目指します。
日本において精神疾患は社会問題となっており、患者さんの自己管理や医療機関との連携が重要視されています。このたびの研究は、医療用音声メモアプリ「ドクターボイス」に新たな機能を追加し、服薬支援に役立てることを目的にpiponと昭和大学が共同で新機能を開発し、精神疾患の患者さんへの服薬支援を行うものです。
「ドクターボイス」は、医師との会話の書き起こしと、医療用語の解説が可能なスマートフォン用アプリです。医師に許可をとった上で患者さんが録音を開始すると 自動でその内容が書き起こされます。書き起こした文章内の医療用語を認識し、当該医療用語の解説を表示することが可能です。音声や書き起こしたデータは、家族などと共有することもできます。
今回の研究ではpiponと昭和大学による新機能の共同開発によって、「ドクターボイス」に患者さん自身が日常の服薬行動データを記録し、医療機関と共有できる機能を付加するとともに、その実現可能性を評価します。昭和大学は臨床的観点からの助言と研究を行い、両者がともに研究の企画立案と運営、および解析を実施します。
pipon代表取締役の北爪聖也氏は「本アプリによって、精神疾患患者さんがご自身の状態をいつでも把握でき、適切なタイミングで適切な対処行動をとれることで、日常生活が送りやすくなることを実現できることを願っています」と述べています。
また、薬学部臨床薬学講座臨床研究開発学部門の肥田典子准教授は「薬を医師の指示通り服用できるよう老若男女を問わず使いやすいアプリの開発を目指しています。本アプリを活用し、多くの患者さんが主体的に治療に取り組むことができるよう願っています」と語っています。
本共同研究は、2022年11月に開催した「昭和大学臨床ニーズマッチング会」において、肥田准教授から企業に対し提案されたニーズの具現化に向けた取り組みです。
(用語説明)
※1 アドヒアランス:患者さんが積極的に治療方針の決定や服薬に関わり、その決定に沿った治療を受けること
※2 治療アウトカム:治療や検査などの医学的介入によって得られる患者さんの状態などの結果・成果のこと
○「ドクターボイス」
https://www.doctor-voice.com/
(関連記事)
・昭和大学が医工連携への取組みとして学生ニーズ提案会を開催(2022.12.21)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-49719.html
▼本件に関する問い合わせ先
昭和大学 薬学部 臨床薬学講座 臨床研究開発学部門 准教授
肥田 典子
TEL: 03-3300-9368
E-mail:n.hida@med.showa-u.ac.jp
▼本件リリース元
学校法人 昭和大学 総務部 総務課 大学広報係
TEL: 03-3784-8059
E-mail:press@ofc.showa-u.ac.jp
「ドクターボイス」は、医師との会話の書き起こしと、医療用語の解説が可能なスマートフォン用アプリです。医師に許可をとった上で患者さんが録音を開始すると 自動でその内容が書き起こされます。書き起こした文章内の医療用語を認識し、当該医療用語の解説を表示することが可能です。音声や書き起こしたデータは、家族などと共有することもできます。
今回の研究ではpiponと昭和大学による新機能の共同開発によって、「ドクターボイス」に患者さん自身が日常の服薬行動データを記録し、医療機関と共有できる機能を付加するとともに、その実現可能性を評価します。昭和大学は臨床的観点からの助言と研究を行い、両者がともに研究の企画立案と運営、および解析を実施します。
pipon代表取締役の北爪聖也氏は「本アプリによって、精神疾患患者さんがご自身の状態をいつでも把握でき、適切なタイミングで適切な対処行動をとれることで、日常生活が送りやすくなることを実現できることを願っています」と述べています。
また、薬学部臨床薬学講座臨床研究開発学部門の肥田典子准教授は「薬を医師の指示通り服用できるよう老若男女を問わず使いやすいアプリの開発を目指しています。本アプリを活用し、多くの患者さんが主体的に治療に取り組むことができるよう願っています」と語っています。
本共同研究は、2022年11月に開催した「昭和大学臨床ニーズマッチング会」において、肥田准教授から企業に対し提案されたニーズの具現化に向けた取り組みです。
(用語説明)
※1 アドヒアランス:患者さんが積極的に治療方針の決定や服薬に関わり、その決定に沿った治療を受けること
※2 治療アウトカム:治療や検査などの医学的介入によって得られる患者さんの状態などの結果・成果のこと
○「ドクターボイス」
https://www.doctor-voice.com/
(関連記事)
・昭和大学が医工連携への取組みとして学生ニーズ提案会を開催(2022.12.21)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-49719.html
▼本件に関する問い合わせ先
昭和大学 薬学部 臨床薬学講座 臨床研究開発学部門 准教授
肥田 典子
TEL: 03-3300-9368
E-mail:n.hida@med.showa-u.ac.jp
▼本件リリース元
学校法人 昭和大学 総務部 総務課 大学広報係
TEL: 03-3784-8059
E-mail:press@ofc.showa-u.ac.jp
【お詫びと訂正】本文 4段落の1行目に「学生から」とあったのは「肥田准教授から」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。(2023.07.07 10:30)
大学・学校情報 |
---|
大学・学校名 昭和大学 |
![]() |
URL https://www.showa-u.ac.jp/ |
住所 品川区旗の台1-5-8 |
昭和大学は医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の4学部が揃う「医系総合大学」です。創立以来、“常に相手の立場に立ってまごころを尽くす”という意味の「至誠一貫」を建学の精神に掲げ、思いやりのある人間性豊かな医療人の育成を最大の使命として、教育と研究に取り組んでいます。患者さんに誠意を持って接し、患者さん本位の医療を提供すること。そして忘れてはならないのは医療人同士の思いやりです。昭和大学には、この医療人同士が心を通じ合わせて治療にあたる「チーム医療」の学びがあります。 1年次の富士吉田キャンパスでの全寮制では4学部の学生が一緒に生活し、医療人として大切なコミュニケーション能力と相手を思いやる心を育みます。そして2年次より専門科目を学びながら、継続的に最終学年まで体系的なチーム医療教育を実践しているのが大きな特色です。 |
学長(学校長) 久光 正(ひさみつ ただし) |