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共栄大学(埼玉県春日部市/学長:平林信隆)国際経営学部・伊藤大河准教授ゼミの学生らは、このたび「隠れて撮れる人力VRカート」を開発し、実用新案登録を取得した。学生自身が設計・製作した同装置は、揺れを抑えた滑らかな映像が撮影可能であるとともに、撮影者が映像内に入り込むことなく360度映像を制作できる。学生らはこの装置を活用してVR映像制作の精度を高め、地域イベントや企業イベントへの展開につなげている。12月7日(日)に開催される東武鉄道の「2025東武ファンフェスタ」では、この装置で撮影したVR映像を公開する予定。
伊藤ゼミでは、メディアやポップカルチャーを中心としたICT研究活動を展開している。「隠れて撮れる人力VRカート」(実用新案登録名「VR撮影人力移動装置」)は、ゼミ生らが学びの中で生じた課題を出発点として新たに開発した。
この装置の開発の発端となったのは、2024年に伊藤ゼミが手掛けた、東武鉄道の新型特急「スペーシアX」車内のVR映像の制作。当時は手持ちカメラで先頭から最後尾までを歩き通しながら撮影したが、「映像が揺れるためVR酔いが発生しやすい」「後ろを振り返ると撮影者が映り込んでしまう」といった課題が明らかになった。
そこで4年生の塚原沙紀さんは、課題解決のための装置の開発に着手。伊藤ゼミの卒業生でもある河合麗奈助教もサポートに加わり、人力で移動させながらカメラを安定させる仕組みを備え、揺れを抑えた滑らかな映像が撮影可能な装置を完成させた。また、同装置を用いた場合、撮影者が映像内に入り込むことなく360度映像を制作できるため、臨場感の高いVRコンテンツが実現した。
2025年には、東武鉄道株式会社の協力のもと、完成した「隠れて撮れる人力VRカート」を用いて再びスペーシアX車内を撮影。安定性と没入感が格段に向上したVR映像を制作することに成功した。
9月28日に内牧市民センター(春日部市)で実施された「キッズフェスタうちまき2025」でVR映像が先行公開され、来場者から大きな反響を得た。また、10月17日~19日に行われた第75回栃木県発明展覧会では、「隠れて撮れる人力VRカート」の装置自体を披露し、その仕組みや独自性を広く紹介した。
12月7日(日)に開催される「2025東武ファンフェスタ」では、この装置を用いて撮影したスペーシアX車内のVR映像を来場者に体験してもらう予定。
今回の取り組みは、PBL(Project Based Learning)の実践例であるとともに、国際経営学部に設置されている「情報メディアコース」の、ICTを活用した教育・研究を推進するという理念とも合致したもの。また、装置が実用新案登録に至ったことで、教育的な価値だけでなく社会的意義も高くなり、大学での教育活動から生まれた成果が地域イベントや企業との協働の場という社会の舞台へと広がった好例だといえる。
共栄大学では、今後も情報教育・ICT教育の可能性を広げ、学生の学びを社会へとつなげていくことを目指す。
この装置の開発の発端となったのは、2024年に伊藤ゼミが手掛けた、東武鉄道の新型特急「スペーシアX」車内のVR映像の制作。当時は手持ちカメラで先頭から最後尾までを歩き通しながら撮影したが、「映像が揺れるためVR酔いが発生しやすい」「後ろを振り返ると撮影者が映り込んでしまう」といった課題が明らかになった。
そこで4年生の塚原沙紀さんは、課題解決のための装置の開発に着手。伊藤ゼミの卒業生でもある河合麗奈助教もサポートに加わり、人力で移動させながらカメラを安定させる仕組みを備え、揺れを抑えた滑らかな映像が撮影可能な装置を完成させた。また、同装置を用いた場合、撮影者が映像内に入り込むことなく360度映像を制作できるため、臨場感の高いVRコンテンツが実現した。
2025年には、東武鉄道株式会社の協力のもと、完成した「隠れて撮れる人力VRカート」を用いて再びスペーシアX車内を撮影。安定性と没入感が格段に向上したVR映像を制作することに成功した。
9月28日に内牧市民センター(春日部市)で実施された「キッズフェスタうちまき2025」でVR映像が先行公開され、来場者から大きな反響を得た。また、10月17日~19日に行われた第75回栃木県発明展覧会では、「隠れて撮れる人力VRカート」の装置自体を披露し、その仕組みや独自性を広く紹介した。
12月7日(日)に開催される「2025東武ファンフェスタ」では、この装置を用いて撮影したスペーシアX車内のVR映像を来場者に体験してもらう予定。
今回の取り組みは、PBL(Project Based Learning)の実践例であるとともに、国際経営学部に設置されている「情報メディアコース」の、ICTを活用した教育・研究を推進するという理念とも合致したもの。また、装置が実用新案登録に至ったことで、教育的な価値だけでなく社会的意義も高くなり、大学での教育活動から生まれた成果が地域イベントや企業との協働の場という社会の舞台へと広がった好例だといえる。
共栄大学では、今後も情報教育・ICT教育の可能性を広げ、学生の学びを社会へとつなげていくことを目指す。
●装置を開発した塚原沙紀さん(4年生)のコメント
自分が開発した「隠れて撮れる人力VRカート」が発明展覧会に出展されたこと、この装置で撮影したスペーシアXのVR映像を「2025東武ファンフェスタ」で体験していただけることを、とても嬉しく思います。この装置は、VR映像の撮影において、撮影者自身が映像内に映り込んでしまう問題を解消することを目的として開発しました。今後、どこかでこの装置が役立つ機会があれば嬉しいです。
■「2025東武ファンフェスタ」
【日時】 12月7日(日) 9:00~16:00 ※雨天決行(荒天中止)
【会場】 南栗橋車両管区(埼玉県久喜市北広島1323-3)
【入場】 無料(一部有料イベントあり/事前応募制あり)
【URL】 https://tobu-event.jp/
◆関連サイト
・共栄大学国際経営学部 伊藤ゼミ: https://seminar.ito.asia/
・伊藤ゼミInstagram: https://www.instagram.com/itoseminar/
・伊藤ゼミX(旧Twitter): https://x.com/itoseminar
▼本件に関する問い合わせ先
共栄大学 国際経営学部 伊藤ゼミ(准教授 伊藤 大河)
住所:〒344-0051 埼玉県春日部市内牧4158
TEL:048-755-2932(代表)
E-mail:t-ito@kyoei.ac.jp
大学・学校情報 |
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| 大学・学校名 共栄大学 |
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| URL http://www.kyoei.ac.jp/ |
| 住所 〒344-0051 埼玉県春日部市内牧4158 |
| 学長(学校長) 平林 信隆 |
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