宮崎国際大学

高校生にも好評! 学生自らが作る「大学の魅力発信マガジン」――宮崎国際大学

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宮崎国際大学では、学生サークル「広告研究会」の活動が盛んだ。特色あるキャンパスライフを学生目線で発信している広報誌「ニューズマガジン」は、8年間で通算39号を発行。アートクラブや写真部などとのコラボレーションで紙面の充実を図り、高校生からも好評を博している。


 宮崎国際大学の「広告研究会」が発足したのは2002年のことだ。同大では開学以来、「すべて英語で行う授業」「外国人教員80%」という特色をアピールしてきた。しかし、それでは「英語」のイメージだけが外部の人々に固定化してしまうのではないか、と懸念した学生と教職員が発案した。
 同大では、単に英語を学ぶのではなく、経済学や心理学などの教養教科を「英語で」学ぶ。事実、卒業生の多くが4年間で身についた能力として、「英会話力、英語理解力」と並べて「知的探求心」「異文化理解」「思考能力」「コミュニケーション能力」などを挙げている。
 「大学の魅力を一番感じているのは、そこで学んでいる学生である」という当たり前のようなことに着目した教職員が予算獲得に尽力し、学生有志を集め、大学魅力発信のためのサークルを立ち上げたのが始まりだった。
 
 学生が企画、取材、編集を手がける広報誌「ニューズマガジン」は、これまでに39号を発行。見開き4~6ページのカラフルな小冊子で、表紙モデルはすべて在学生と教員である。
 中身も充実しており、『教員のオフィス突撃取材!』『自慢の授業紹介』『クラブ・サークル紹介』『在学生メッセージ』などのレギュラー企画に加え、『留学生紹介』や『教育実習最新レポート』『就職活動最新レポート』など「旬」の話題を特集記事の形で掲載している。
 一昨年には、就任2年目の東国原知事に取材を申し込み、地元宮崎の大学生への「宮崎をどげんかせんといかん!」という熱い思いを掲載した。
 
 さらに、新聞記者やグラフィックデザイナー、カメラマン等のプロを招き講習会を開くなど、学生記者としてのスキルアップも図っている。活動開始から8年目を迎える今年度は、アートクラブや写真クラブなどとのコラボレーションで4コママンガやイラストなど、紙面の充実に成功した。来年度も、さらなる学生パワーの発揮が期待される。
 
※全てのバックナンバーは こちら で参照可。
 
■8代目部長・廣瀬未波さん(4年生)は、活動を振り返って以下の感想を寄せている。
 
 大げさに聞こえるかもしれませんが、自立した社会人として生きるために必要なことはすべて学んだ気がします。
 
 まず、記事を作成する企画力。自分たちが楽しくないと意味がない、かといって自己満足で終わっては大学のPRにはならない。この2つがちょうど合わさるところに企画を持っていける力がつきました。
 次にチームワーク。仕事を部員全員に振り分けて、リーダーの私は締め切りをせっついたり、どうしても穴が出そうなときは代わって取材したり…という穴埋めの作業をしました。そうやってうまく仕事が回っていたかな、という気がします。
 次に交渉力。部員に記事を書いてもらうのも仕事のうちですから、いかに部員に「やりたい!これは私の仕事だ!」と思わせるかが腕の見せ所でした。取材の依頼も、相手の予定をおさえてから交渉するなど、段取りを踏むことによってスムーズに運びました。
 
 また、リーダーとして一番忘れてはならないと考えていたことは大学の「利害」でした。予算を組んで発行している以上、私たちがただお遊びでやっていてはだめだ、ということをいつも頭に入れていました。それは就職活動の時も、そして今後ビジネスの世界で生きていく上でも、とても役に立つ考え方だと思いました。
 
 私は、4月からインターネット広告代理店に就職することが決まっていますが、MIC(宮崎国際大学)の教育そのものが私にとって広告業界への「道しるべ」だったように思います。この業界では取引先の業界を幅広く勉強する必要がありますので、リベラル・アーツ教育の中でさまざまな分野を広く、深く学べたのはとてもよかったですし、少人数参加型で常に「なぜ?」を追求する授業のお陰で、意味や理由を考えることが自然になりました。かっこいいだけの広告では意味がありません。クライアントにとって理由のある広告を作るためにも、この姿勢は非常に必要だと感じています。
 
 広告研究会の活動とMICの教育には、「本質を見抜く」スキルを得るために必要なことが詰まっていました。情報の洪水のような社会に、自信をもって飛び出すことができます。卒業しても広告研究会の発展のため、引き続きお手伝いしたいと思っています。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 宮崎国際大学 入試広報室
 〒889-1605 宮崎県宮崎市清武町加納1405
 TEL: 0985-85-5931
 FAX: 0985-84-3396
 http://mic.ac.jp