【ニュース特集】広大な宇宙から細胞まで 生命に迫る探究の最前線(26年4~5月のアクセスランキング30)
麻布大(神奈川県相模原市)は、7月4日からテレ東系6局ネットほかで放送される新番組『ウルトラマンテオ』(製作=円谷プロダクション)に、特別協力・獣医学監修として参画した(1位)。
今回の企画は2年前、「獣医学科の学生を主人公にしたい」という円谷プロダクションからの打診をきっかけにスタートした。学内では驚きの声も上がったというが、シリーズ60周年記念作品となる同作が掲げる「命との向き合い方」や「動物との共存」といったテーマが、人間を含む多様な生き物や環境が互いを尊重しながら持続的に生きるという同大の教育理念「地球共生系」と合致したことから、今回の全面協力が実現した。
作品では、ウルトラマンというファンタジーの世界観を大切にしながらも、獣医学としての正確さを追求。動物に関わる脚本や撮影には教員による監修体制を構築し、獣医学科長を中心に、アニマルウェアや野生動物、産業動物、伴侶動物、感染症、実験動物など各分野の専門教員が全編を精査した。動物愛護や福祉、倫理、衛生面についても誤解を招かないよう、細部まで配慮したという。
同大は「子どもたちはもちろん、かつて子どもだった大人たち、そして動物に携わるすべての人々にご覧いただきたい。主人公のイブキたちが動物(怪獣)との対峙を通じて成長していく姿にも注目してほしい」とコメントしている。
(https://www.u-presscenter.jp/article/125363)

生命を育む地球の理解のため、人類の探究は宇宙へと広がる。
日本大理工学部(東京都千代田区)航空宇宙工学科の山﨑政彦研究室と、静岡県立大(静岡市)グローバル地域センターの鴨川仁特任教授らは、地震発生前に電離圏に現れる変動現象の観測を目的とした超小型衛星「PRELUDE(プレリュード)」を共同で開発。日本時間の4月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「革新的衛星技術実証4号機」の一機として、ニュージーランド・マヒア半島から打ち上げられた(11位)。
地震と電離圏の関係については長年にわたり研究が進められてきたが、観測の難しさや統計的検証の不足が課題となっていた。今回のプロジェクトは、地震に先行する自然現象の解明を目指す理学的探究と、その観測を可能にする超小型衛星の開発という工学的挑戦による、理工学融合の実践的プロジェクトとなっている。
衛星開発では日本大理工学部航空宇宙工学科の学生らが中心となり、設計や開発、評価に加え、プロジェクトマネジメントも担当。次世代の宇宙開発を担う人材育成にもつながっている。今後は宇宙からの継続的な観測データの蓄積を通じて、地球環境や災害現象の理解の深化、新たな知見の創出に貢献することが期待される。
(https://www.u-presscenter.jp/article/124761)

生命の営みを支える細胞の世界でも、新たな知見が生まれている。
学習院大(東京都豊島区)理学部の柳茂教授らの研究グループは、熊本大(熊本市)、日本女子大(東京都文京区)など6大学および東京都健康長寿医療センターらとの共同研究により、体内のミトコンドリアの量と機能を同時に高める植物由来の新規化合物「マイトルビン」を発見した(4位)。
ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを産み出す重要な器官だが、加齢とともに数や機能が低下し、心不全や神経変性疾患などの加齢性疾患の一因になることが知られている。しかし、ミトコンドリアの量と機能を同時に改善する有効な方法は限られていた。
そこで研究グループは、老化に関与するミトコンドリア酵素「MITOL」に着目し、これを指標としたスクリーニングを実施。ミトコンドリアを増やして強くする植物由来の新規化合物を同定した。化学修飾により水溶性を高めた改良型化合物も開発し、総称して「マイトルビン」と命名した。
老齢マウスへの投与では、加齢に伴う心機能低下が改善。肥満糖尿病マウスでは寿命低下を抑制する効果も確認された。研究グループは、加齢性疾患や国の指定難病であるミトコンドリア病などに対する新たな治療戦略につながる可能性があるとしている。
(https://www.u-presscenter.jp/article/123792)

■大学プレスセンター ニュースアクセスランキング(2026年4月21日~5月20日)
[1]麻布大学(神奈川) シリーズ60周年記念作品「ウルトラマンテオ」に特別協力・獣医学監修として参画。(5/11)
[2]近畿大学(大阪) 5月に「業界研究フェア~春の陣~」を開催。学生と優良企業143社の交流機会を創出。(5/8)
[3]玉川大学(東京) 佛教大と連携協定を締結し、私立大で初めての「教職アライアンス」を構築。通信教育を通じて小学校教員不足の解消に取り組む。(5/13)
[4]学習院大学(東京) ミトコンドリアを〝増やして強くする〟植物由来の新規化合物を、同大ら共同研究チームが発見。(4/22)
[5]江戸川大学(千葉) 日本バスケットボール協会の理事を務める守屋志保教授が、「FIBA女子バスケットボールワールドカップ」の招致活動に協力。2030年に日本での初開催が決定。(5/10)
[6]長野大学(長野) 地域経営学部の森俊也教授ゼミが丸正醸造と「企業イノベーションプロジェクト」を始動。味噌の消費量が減少している若い世代にも魅力を知ってもらう新商品の開発に学生らが取り組む。(5/12)
[7]拓殖大学(東京) 3月のオープンキャンパスで実施した学生プレゼン「先輩学生による受験体験記」を映像配信。(5/6)
[8]法政大学(東京) アカハライモリのフグ毒が土壌中のササラダニに由来することを、同大ら共同研究グループが解明。自然界における毒の由来や生物間での毒の移行など、化学生態学の課題に新たな視点。(5/8)
[9]近畿大学(大阪) 起業を目指す学生がハンバーガー店を期間限定オープン。英語村で英語での接客にも挑戦。(5/13)
[10]日本女子大学(東京) 27年度に経済学部(仮称)への改組を構想する家政学部家政経済学科が、日本バドミントン協会と共同プロジェクトを開始。経済学の視点で、女性・若年層に届く新たな観戦価値を提案。(5/15)
[11]日本大学(東京) 学生らが開発した地震先行現象検知検証衛星「PRELUDE(プレリュード)」が4月に宇宙へ打ち上げ。(4/22)
[12]大妻女子大学(東京) パイプオルガン再生プロジェクト募金を開始。28年度の創立120周年に向けて2年間限定で実施。(5/18)
[13]昭和医科大学(東京) 脳腫瘍で左半球の言語関連領域が影響を受けた場合でも、右半球の「構造的複雑さ」が言語処理速度を維持する予備能として機能する可能性を東京大、東京女子医科大との共同研究グループが示唆。(4/23)
[14]拓殖大学(東京) 27年度版大学案内パンフレットを発行。大学生活をダンジョンに見立てた「冒険マップ」などの仕掛けも。(4/27)
[15]日本大学(東京) 全専任教職員ら1万人に生成AI 「Google AI Pro for Education」を導入。教学DXを加速。(5/13)
[16]北海学園大学(北海道) 28年4月開設に向け「建築都市学部」「情報科学部」(学部名はいずれも仮称)を構想中。北海道の暮らしと産業に根ざし、都市・農・生命の現場で機能する技術を育てる。(5/8)
[17]立教大学(東京) 全専任職員に「Google AI Pro for Education」を導入。「DX推進担当」と共に次世代の大学運営を実現。(4/27)
[18]国士舘大学(東京) 28年4月、世田谷キャンパスに交流と学びの場となる新棟を建設。キャンパス環境整備事業の一環。(4/27)
[19]共立女子大学(東京) 韓国の名門・淑明女子大学校と交換留学協定を締結。授業料免除で「英語×韓国文化」を学ぶ。(5/1)
[20]芝浦工業大学(東京) 新入生の女子学生の割合が30.8%と、国内の工業大学で初めて30%を突破(アロー教育総合研究所調べ)。女子生徒対象の入試や女子校との連携、理工系への興味喚起イベントなどが奏功。(4/21)
[21]摂南大学(大阪) スポーツクライミング部の小屋松恋選手が女子スピード種目で日本人女子初の6秒台「6秒99」を記録。(5/19)
[22]芝浦工業大学(東京) 大学認証評価で全項目A評価の「適合」に。教学マネジメントと修学支援との結びつきや学修環境が評価。(5/7)
[23]東京大学(東京) 山崎製パンとの共同開発による新商品「ランチパック(ラムネクリームとレモンクリーム)」が5月に期間限定発売。東大150周年を記念した「青春の味」で、売上1袋につき1円を赤門の修繕費に寄付。(4/30)
[24]日本女子大学(東京) 4月の第45回ホームカミングデーで創立125周年と文学部の門出を祝う「ブックカフェ125」を実施。(4/24)
[25]白百合女子大学(東京) 5月に「コバルト文庫創刊50周年記念シンポ」を開催。人気作家をゲストに児童文化学科教員らが登壇。(5/7)
[26]関西大学(大阪) 5月に5000人超の父母が参加する「教育後援会総会&学部別教育懇談会(父母の一日大学)」を開催。(5/12)
[27]千葉商科大学(千葉) 全学的な教育改革の一環で、27年度入学者選抜より学部・学科の入学定員を一部変更。商経学部商学科は15人増の465人、サービス創造学部は50人増の280人、人間社会学部は65人減の165人に。(5/18)
[28]大阪経済法科大学(大阪) 法科大学院に延べ21人が合格。4年間受講料無料の学内Wスクール「Sコース(特修講座)」を開講するなど、ロースクール進学を見据えた支援体制で高い実績を残す。(4/29)
[29]相模女子大学(神奈川) 学芸学部国際コミュニケーション学科が国際バカロレア(IB)教員養成プログラムの正式認証を取得。日本で9番目、女子大では全国初で、在学中に「学士号・英語教員免許・IB教員資格」の同時取得が可能に。(5/15)
[30]大妻女子大学(東京) 同大発のファッションブランド「m_r tokyo」が玉川高島屋とコラボし展示販売会「未来へ紡ぐ 国産ファッション展」を5月5日まで開催。学生らが参加パネラーとファッションの未来を語るトークイベントも。(4/28)