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風評被害を受けている“安全”な福島県産の野菜を販売――日本福祉大学生の実行委員会が「5・22福島原発農産物風評被害に勝つぞ IN 名古屋」を開催

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日本福祉大学(愛知県知多郡)の学生らは5月22日(日)、名古屋市内の「オアシス21」にて「5・22福島原発農産物風評被害に勝つぞ IN 名古屋」を開催する。これは、経済学部の学生を中心とした実行委員会が主催するイベントで、当日は東日本大震災にともなう原発の放射能汚染により風評被害を受けている、“安全”な福島県産の野菜を販売。併せて、農業被害の状況を訴えるJA福島中央会の看板の展示を行う。

 東日本大震災にともなう原発放射能汚染の影響は、福島県をはじめとする東北・北関東の第一次産業を直撃し、年金と農産物・漁業の現金収入によって生活が維持されてきた農・漁村の生活が、崩壊寸前の状況に追い込まれている。

 こうした中、日本福祉大学経済学部の佐藤皓一ゼミに所属する学生らは、名古屋で何か支援ができないかを話し合ってきた。現地にボランティアとして赴き、支援活動を行うことも提案されたが、あえて名古屋で開催することにこだわったのは、東日本大震災の被害を名古屋市民と共有しながら「一人ひとりが何をすべきか」を考えたいという思いによるものである。

 全国的な支援の取り組みも活発に行われているが、支援の必要性は長期にわたることが予想される。一時的な支援でなく継続した支援を行うためには、名古屋でできる手作りの支援活動が重要と考えた。そこで、同ゼミの学生を中心に、学内のゼミや体育会系・文化芸術系サークルなどに参加を呼び掛け、実行委員会を設立。その出発点として今回のイベントを企画した。

 実行委員会では、今回の取り組みを通して福島の農業支援をするとともに、災害に対する考え方や支援方法などの経験を積み重ね、誰でもいつでもさまざまな支援活動に参加・立案できる能力を得たい、としている。

◆「5・22福島原発農産物風評被害に勝つぞ IN 名古屋」
【活動内容】
 福島県産農産物の販売および支援の呼びかけ・カンパ活動
 ※カンパ金は、福島原発30キロ以内の社会福祉法人、介護保険事業者に対する指定寄付として福島県社会福祉協議会に送付する。
【開催日時】
 2011年5月22日(日) 9:00~16:00
【開催場所】
 「オアシス21」 (名古屋市東区東桜1-11-1)
 交通案内:地下鉄東山・名城線 栄駅 徒歩3分
 http://sakaepark.co.jp/
【主催】
「5・22福島原発農産物風評被害に勝つぞ IN 名古屋」日本福祉大学実行委員会(ゼミナール・サークル)
 代表:阿形紀洋 日本福祉大学福祉経営学部3年
 事務局:日本福祉大学経済学部 佐藤皓一ゼミナール(研究室)
 TEL: 0569-87-2211 (内線6106)
 ※当日は実行委員会のメンバーとして、150人(予定)の学生が参加。
【後援】(決定および依頼中)
 JAあいちグループ (中央会、信連、経済連、共済連、厚生連)
 JA全国農業協伺組合連合会
 JA福島県中央会
【協力・支援】
 名古屋在住の音楽集団「ヤポネシア」等

▼本件に関する問い合わせ先
 日本福祉大学 学園広報室
 (〒470-3295 愛知県知多郡美浜町奥田)
 TEL: 0569-87-2212
 FAX: 0569-87-5849
 URL: http://www.n-fukushi.ac.jp/