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日本福祉大学大学院が1月17日、18日に特別講義・研究指導「大学院ソーシャルワーク教育のパラダイム開発~アジア太平洋地域での展開」を開催

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日本福祉大学大学院では1月17日(火)、18日(水)に、「大学院ソーシャルワーク教育のパラダイム開発~アジア太平洋地域での展開」と題する特別講義・研究指導を開催。1日目は日本社会事業大学大学院特任教授の大橋謙策氏を招き、ソーシャルワーク実践研究の視点から現代の福祉問題の解決に迫る実践・技術論と制度・政策論の循環関係について講義を行う。2日目は、院生による研究計画書を題材に、社会福祉学研究方法論を演習形式で実施。社会福祉学研究と現場実践の融合の方向を模索する。

 日本社会では特に2000年代以降、失業や雇用、年金や医療の制度疲労、企業・地域・家族の社会保障機能の縮小によって社会的リスクが拡大し、現行の社会保障制度や企業・地域・家族といった中間集団が機能不全ないし崩壊の危機に瀕している。

 この間、先進国では「福祉国家」モデルの前提となる要件が大きく変容する中で、社会保険制度を軸とした社会保障と財源の再編を模索している。アジア太平洋地域においては、家族・地域の特質を踏まえた社会的ケアや生活保障、ソーシャルワークの新たなパラダイムの開発が求められている。
 特に、「福祉国家」モデルが行政主導で展開されるのに対し、地域を基盤としたソーシャルワークは、住民の学習意欲と能力を高める福祉教育活動、住民・当事者・専門職の循環型関係を創造するエンパワーメントアプローチやストレングスモデルのスキルアップが求められている。

 今回の特別公開講義・研究指導では、日本社会事業大学大学院特任教授の大橋謙策氏を招き、ソーシャルワーク実践研究の視点から現代の福祉問題の解決に迫る実践・技術論と制度・政策論の循環関係について講義を行う。続いて第2日目には、院生による研究計画書を題材に、社会福祉学研究方法論を演習形式で実施。社会福祉学研究と現場実践の融合の方向を模索する。詳細は以下の通り。

【日程】
 2012年 1月17日(火) 16:45~18:15 (16:30より受付開始)
          18日(水)  9:30~12:30 (9:15より受付開始)
【開催会場】
 日本福祉大学 名古屋キャンパス 北館 8階
 (名古屋市中区千代田5-22-35)
  アクセス: ・JR「鶴舞」駅下車「公園口」より徒歩約2分
         ・地下鉄 鶴舞線「鶴舞」駅下車、徒歩約2分
【参加費】
 無料
【プログラム】
 ●1月17日(火) 特別講義   16:45~18:15
  ・開会挨拶 野口定久(日本福祉大学大学院委員長、福祉社会開発研究科長)
  ・特別講義「大学院ソーシャルワーク教育のパラダイム開発」
   大橋謙策氏(日本社会事業大学大学院特任教授、日本福祉大学客員教授)
   司会:後藤澄江(日本福祉大学大学院 社会福祉学研究科長)
 ●1月18日(水) 演習および意見交換会   9:30~12:30
  「社会福祉研究方法と実践教育の循環」
   コメンテーター:大橋謙策氏
   コーディネーター:田中千枝子(日本福祉大学教授)

【申し込み方法】
 ホームページ( https://www2.n-fukushi.ac.jp/gs/2011/kenkyu2/ )または
 ファックス( http://www.n-fukushi.ac.jp/gs/2011/kenkyu2/entry.pdf )で申し込み

▼本件に関する問い合わせ先
 日本福祉大学 大学院事務室
 〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田5-22-35
 TEL:  052-242-3050 
 FAX:  052-242-3072
 E-Mail: gp-event@ml.n-fukushi.ac.jp