創価大学

創価大学に中央教育棟「GLOBAL SQUARE」がオープン

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9月4日(水)、創価大学のさらなる人材育成の世界的拠点となる中央教育棟「GLOBAL SQUARE」の落成式が教職員や学生、施工業者の人々などの列席のもと挙行された。

 9月の後期授業から使用され、キャンパスの新たなシンボルとなる中央教育棟は、「学生第一」の教育環境と学習支援を最大の目的として構想設計された。地上12階・地下3階の最新鋭の設備を備え、環境に配慮した省エネルギーであり、自然のエネルギーを取り込んだ設計も大きな特徴である。
 中でも、2階に広がる、約2000平方メートルからなるラーニング・コモンズ“SPACe”は、学生のさまざまなニーズに応えるために作られた、いままでにない総合的な学習サポート施設。豊富な文献・映像資料を有する機能に、語学教育をバックアップするWLC(ワールドランゲージセンター)、学習支援プログラムを提供するCETL(教育・学習支援センター)が合体し、効率的な学習を進めるための人的な支援も含めた施設で、協同学習・グループ学習のスペース、外国語学習と多文化理解のためのスペース、各種ワークショップやコンサルテーションを提供するスペースなどが用意されている。

 また、教室には、今日の大学教育に必要とされるICT設備をはじめとして、各種の最新の設備を備え、116ある教室の半数以上65教室は可動式の机と椅子を配置。協同学習や各種アクティブ・ラーニングを想定し、机と椅子の配置を自由にデザインすることができるようになっている。そのほか、風が心地よく吹き抜ける4Fグランカフェ、B1Fのコンビニエンスストア、学生ラウンジと充実の施設となっている。

 落成式では、田代康則理事長の経過報告に続き、施工業者の代表、馬場善久学長があいさつした。
 馬場学長は、「この建物の名称は『中央教育棟 GLOBAL SQUARE』。世界、地球広場という意味ですので、地球市民育成という本学の教育目標を象徴する建物です。第3回入学式で創立者が『創造的人間たれ』と呼びかけて以来、どのような環境にあっても、社会で価値を創造する人材の育成が本学の教育目標です。創立者は、1996年のアメリカ、コロンビア大学での“『地球市民』教育への一考察”と題する講演において、創造的人間を地球規模で価値創造できる人間、『地球市民』へと展開をされ、『知恵』と『勇気』と『慈悲』を地球市民の3つの要件として挙げられています。この中央教育棟の完成を機に、多様性を重んじて、卓越した語学力を有した地球市民の育成に一層力を注いで参りたいと考えます。 
 来年4月には国際教養学部を開設します。専任教員は8か国・地域からなり、世界中から多様でトップレベルの教授陣を揃えることができました。本学のこれまでの国際教育の実績をもとに、新たな時代を生きる、地球市民の育成をめざします。また、他の既存学部においても来年4月より新たなカリキュラムを採用し、グローバル時代における人材輩出のための新しいスタートをきることになっています。
 学生そして教職員のみなさん、中央教育棟 GLOBAL SQUAREの完成によって創価大学の新たな発展の舞台が整いました。一人一人が、Discover your potential との本学のステートメント、そのままに、自らの無限の可能性を信じて、その力を引き出すために、日々、努力をして参りましょう。2020年の開学50周年、人間教育の世界的拠点を目指し、本学における教育・研究の新たな伝統を築くために、全力を尽くすことをお誓いし、挨拶とします。結びに、ご臨席をくださいました皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。本日は、誠にありがとうございました」と述べた。

 式典に参加した学生らからは、これから中央教育棟で学ぶ喜びと期待が寄せられた。
 「とてもわくわくしています。式典から感じる創価大学の新たな一歩が踏み出されるのだという息吹に、学生として今ここで学ぶことの喜びを感じました。これほどまでに学生をサポートしよう、学習をサポートしようという心にあふれた大学にいれること、そしてそれを体現する新たな中央教育棟で学べることを本当にうれしく思います。しっかり学び、創大が目指す世界に有為なグローバル人材となるよう、私も全力で学び力を付けていきます」(コウイチ オサムラ 大学院 ブラジル出身)
 「“学生第一”この創価大学の精神が見事に形となった中央教育棟なのだということを、式典を通じ、また施設の見学を通じ、感じました。これまでにないラーニング・コモンズ“SPACe”の誕生も、世界市民を育成していこうという情熱を感じます。最高の教育環境を整えていただいたことに感謝でいっぱいです。卒業まであと半年ではありますが、ぎりぎりまで中央教育棟のこの最高の学びの場で思う存分学んでいきます!」(佐藤清 経済学部4年)
 「本日は、留学生の代表としてテープカットをさせてもらいました。理事長、学長、また多くの方々の、この中央教育棟にかけられた話を聞きながら、まさしく、今が大好きな創価大学の大切な節目の時なのだと感じ本当に光栄に思いました。私は、来年スタートする国際教養学部に入りたいと思っています。このような素晴らしい環境で学べることを夢見ながら、それまではしっかりと日本語の勉強に挑戦していきます」(グロリア シュタイナー 別科日本語研修課程 オーストリア出身)
 「私は国際弁護士を目指し、大学院進学を目指しています。このような素晴らしい施設を作っていただき、ますます学び抜いていこうと決意を新たにしました。学ぶ環境はもちろん、友人たちと過ごせるような空間がいたるところにあり、勉強に励むのはもちろんのこと、人の中で切磋琢磨しながら、人の心も痛みもわかる弁護士になっていきたいと思っています。創立者をはじめ、多くの建設に関わって下さった方々への感謝を忘れずに、自身への挑戦の日々をこのキャンパスで送っていきます!」(岸田美咲 法学部3年)

▼本件に関する問い合わせ先
 創価大学 広報部
 TEL: 042-691-9442
 http://www.soka.ac.jp/