金沢工業高等専門学校

サイエンス・パートナーシップ・プログラムに採択されたプログラムを8月5~10日まで開催――女子工業高校生がものづくりの楽しさを伝える喜びを知る6日間

中高ニュース  /  地域貢献

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「高齢者に使いやすいカップを設計」および「レゴマインドストームで小学生に科学教室」を開催する。

 金沢工業高等専門学校(石川県金沢市久安2-270 校長:ルイス・バークスデール)先進教育推進室では、科学技術振興機構の「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」に採択された女性エンジニア育成のためのプログラムを8月5日から10日まで開催する。プログラムには、金沢市立工業高等学校と石川県立工業高等学校から9名の女子生徒が参加する。

 金沢高専ではユーザーのニーズを掘り起こし、ユーザーはどんなものを必要としているのか問題を発見し、知識やアイデアを組み合わせて解決策を創出し、具体化して実験・検証・評価する工学教育を行っている。これら一連の手法は、世界の工学教育でも主流になりつつあり、このプロセスの一端を女子工業高校生に体験してもらい、ものづくりのおもしろさを直に感じてもらおうと毎年開催されている。

テーマ 「高齢者に使いやすいカップを設計」
【日 時】 8月5日(火)~7日(木) 9時30分~16時
【場 所】 金沢工業大学扇が丘キャンパス 7号館301号室

 女子生徒たちは高齢者スーツを着用し高齢者に共感したり、高齢者施設を訪問したりして高齢者の方を観察して、カップの設計に役立てる。

※施設訪問: 8月5日(火)14時~15時
  まごころ倶楽部(石川県金沢市横川3丁目43)

テーマ 「レゴマインドストームで小学生に科学教室」
【日 時】 8月8日(金)~10日(日) 9時30分~16時 科学教室準備
       8月10日(日) 9時30分~15時 科学教室(対象:小学生9名) 
【場 所】 金沢工業大学扇が丘キャンパス 7号館301号室

 女子生徒が教師役となり、小学生9名を対象に科学教室を行う。女子生徒たちは、科学教室用にレゴロボットカーをデザインしたりプログラミングを行い事前準備をする。科学教室当日は、小学生が作ったレゴカーを3×4mに拡大された野々市市高解像度衛星画像上で走らせる。ほかにも、ゲームソフト作りに挑戦する。

また、これらの活動の模様は生徒たちが記録し、冊子(Can Do!)を制作する。参加校を通じて石川県内に配布される予定。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業高等専門学校 先進教育推進室
 竹俣 一也教授 
 TEL: 076-248-1080