川崎医療福祉大学

川崎医療福祉大学が優秀な助産師・助産学指導者の育成に向け、大学院に「助産学コース」開設―西日本初―

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川崎医療福祉大学では、国内外で活躍する優秀な助産師を輩出するために、平成21年4月から大学院医療福祉学研究科保健看護学専攻に「助産学コース」を開設する。

 全国的な産科医、小児科医不足を背景に、確かな実践力を備えた助産師が求められている。川崎医療福祉大学(岡山県倉敷市)では、国内外で活躍する優秀な助産師を輩出するために、大学院医療福祉学研究科保健看護学専攻に「助産学コース」を開設する(平成21年4月開設)。同コースの課程を修了することにより、助産師国家試験受験資格が取得できる。

 助産師は助産(分娩介助)に加え、妊産婦や乳幼児の保健指導など医療機関では欠かせない人材であるが、日本全体の助産師は25,777人(2006年厚労省調べ)と大幅に不足している。病院や産科クリニックの他に、保健指導や育児支援のニーズも高く、助産師は市町村保健機関でも求められている。

 助産師数の充足のニーズもさることながら、個々の助産師の質も問われている。正常経過を辿る妊産婦の分娩介助は、医師の立ち会いがなくとも助産師のみで行えるため、助産師にはかなり高度な専門的知識と熟練した技術が求められる。

 助産師の国家試験は専門の養成機関を卒業しなければならない。看護師資格を取得した後、1年間の専門学校や大学専攻科に進学し課程を修了するのが主流である。しかし、核家族化や少子社会の問題等社会情勢が変化し、医学が大きく発展した今、1年間という短期間の専門教育では十分な教育を受けることが難しい。

 そこで川崎医療福祉大学では、大学院で2年間を通じ教育を行う。大学院での助産学教育は西日本にはまだない。同大学院では、豊かな人間性、確かな実践力、グローバルな研究力を有し教育力をも兼ね備えた助産師・助産学指導者の育成をめざす。
 助産学、看護学の学位を有し豊富な実戦経験を有する教員が教育にあたる他、川崎医科大学や国内外の著名な講師陣を非常勤講師として任用する。

 入学試験は2008年11月と、09年2月に実施する。詳細は以下を参照。
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/grad/01-3-1.php

▼本件に関する問い合わせ先
 川崎医療福祉大学 入試課 
 入試課直通TEL: 086-464-1004