工学院大学附属中学校・高等学校

工学院大学附属高等学校が日本版MOOC「gacco(ガッコ)」を導入――日本初、高校で反転学習を展開

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工学院大学附属高等学校は、インターネット上で誰でも無料で受講できる大規模オンライン講義MOOC(ムーク)(※1)の日本版「gacco(ガッコ)(※2)」が展開する講座「デジタルアーカイブのつくり方 ~ビッグデータ・オープンデータを紡いで社会につなぐ~」(首都大学東京 渡邉英徳准教授)を導入した反転授業を開始する。これは21世紀型教育プログラムの一環として展開するもので、「東京五輪アーカイブ 1964-2020」プロジェクトに参画する生徒を対象にしたもの。「gacco(ガッコ)」を活用した「反転学習」は、日本の高等学校では初めての試みとなる。

 「東京五輪アーカイブ 1964-2020」とは、1964年に開催された東京オリンピックにまつわる証言や写真の資料をデジタル保存しインターネット上(グーグル社が提供する「Google Earth」に写真や動画、メッセージを掲載)に公開することで、過去の記憶を伝え、その魂を後世へと受け継ぐことが目的のプロジェクト。首都大学東京の渡邉英徳研究室と朝日新聞フォトアーカイブが共同で運営しており、工学院大学附属高校生徒有志もこの取り組みに参加している。

 11月から「gacco(ガッコ)」が展開する渡邉英徳准教授による講座の受講を開始。基礎的な学習を事前にオンライン講義で予習し、教室ではディスカッションなどの発展的な学習を対話的に行うことで学習効果を高める反転学習を行う。
 
◆目標とする教育的効果
 「東京五輪アーカイブ 1964-2020」のプロジェクトと「gacco」を連動させることにより、「自ら学ぼうとする姿勢」「総合的な思考力の育成」「ICTの活用力」「高大連携」等の教育的効果に加え、世の中には様々な学び方があることに気づいてもらう。また今後、授業や進路指導にも活用を広げていく。

※1 MOOC(ムーク)
 WEB上で誰もが無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供する教育サービス。修了者に対して修了証を発行する。2012年より米国を中心に広がり、世界中から1千万人以上が受講。

※2 gacco(ガッコ)
 大学教授陣による本格的な講義を、誰もが無料で受けられるウェブサービス。NTTドコモ社とNTTナレッジ・スクウェア社が共同で推進しているgaccoプロジェクトにより、NTTナレッジ・スクウェア社が提供。

●参考ウェブサイト 朝日新聞「東京五輪アーカイブ 1964-2020」
 http://www.asahi.com/special/tokyo1964/

▼内容に関する問い合わせ先
 工学院大学附属中学校・高等学校 担当:有山
 TEL: 042-628-4924
 e-mail: yumiko_ariyama@sc.kogakuin.ac.jp

▼取材に関する問い合わせ先
 学校法人工学院大学 総合企画部広報課 担当:佐野・関根
 TEL: 03-3340-1498
 e-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp  

6164 生徒は図書館でいつでもgaccoを受講する事が可能です