【ニュース特集】SNSにTV、AI相談と広報も学生支援も新展開へ(26年3~4月のアクセスランキング30)
近畿大(大阪府東大阪市)ではペーパーレス化推進のため、昨年は17万5千部を発行した受験生向け大学案内の刊行を終了。今後はウェブサイトやSNSを軸とした情報発信に注力する(10位)。
同大は国内の大学で初めて完全インターネット出願を導入したほか、学内キャッシュレス化や事務手続き・学費納入のペーパーレス化など、デジタル化を積極的に推進してきた。
大学案内ではキャンパスのリアルな雰囲気を伝えるため、カルチャー誌『TOKYO GRAFFITI』と連携し「KINDAI GRAFFITI」を発行してきたが、今年3月、コンセプトはそのままに、同名のウェブサイトに移行。1250人を超える学生や教職員を取材し、スナップなどの多彩な企画を通して近大の魅力を紹介する。インスタグラムとの連動企画では、若年層に人気のインフルエンサー「ハレ」氏とのコラボも実施している。
(https://www.u-presscenter.jp/article/123515)

地上波放送による広報の取り組みも見逃せない。来春、共学化により「武庫川大学」となる武庫川女子大(兵庫県西宮市)は新たなキャンパス像を伝えるため、連続テレビドラマ「向こう側の僕~キャンパスに綴る未来の物語」を制作。毎日放送で4月から毎週水曜の22時57分に放送中だ(22位)。
1話90秒、全12話のショートドラマで、高校3年生の「僕」が未来の大学にタイムスリップし、各学部の学びを体験しながら成長する姿を描く。原案は広報室が作成し、学内キャンパスで撮影。13学部21学科に及ぶ西日本屈指の総合大学の教育・研究の質や施設、立地、支援体制の魅力を分かりやすく紹介するのがねらい。大学による連続テレビドラマ制作は珍しく、教員出演のCMも放映。ドラマ本体はTVerや同大公式サイトでも観ることができる。
(https://www.u-presscenter.jp/article/123996)

大学のデジタル化も加速中だ。追手門学院大(大阪府茨木市)は、大学公式アプリ「OIDAIアプリ」に、生成AIを活用した学生向けAIアドバイザー機能を搭載し、4月にリリースした(30位)。
学修データや学内情報など、同大が保有するデータをもとに、履修や留学、就職など学生のさまざまな相談に対し、個別最適化された助言を提供する。大学独自のアプリに、マルチエージェント構成のAIアドバイザーを実装する取り組みは国内初という。質問への応答に加え、時期や学生の状況に応じAIが留学や就活などを学生に働きかける個別最適化の機能も特徴。必要に応じて教職員につなぐ仕組みも備えるなど、新たな学生支援のモデルを構築している。
(https://www.u-presscenter.jp/article/124119)

一方、北海道科学大(札幌市)では学生や教職員がスマートフォンやパソコンから学内手続きを行える「窓口担当AI職員」を開発。4月から運用を開始した(12位)。
大学では新入生が入学する4月から5月にかけ、窓口に多くの学生が訪れる。しかし、対人による窓口対応では時間的・物理的な制約がある上、部署が異なることで二度手間となるケースも課題となっていた。そこで、昨年7月に始動したDX推進プロジェクトで、一次対応をAIによるチャットボットに担わせる仕組みを導入。教職員が重要度の高い相談に注力できる体制を整えた。今後は対応範囲の拡充や機能強化を進め、学生と教職員がより安心して学び、働ける環境づくりを目指す。
(https://www.u-presscenter.jp/article/124289)

大学の〝出口〟では人手不足を背景に「売り手市場」が続くが、就職活動の長期化で学生の負担は小さくない。東洋大(東京都文京区)は4月、就職活動を控えた3年生を対象に、同大初の「就活キックオフ・フェス2026」を開催。矢口悦子学長によるエールとともに、産業界や就職情報企業の担当者による講演やワークショップを実施した(7位)。
同大では今年度より学年暦を15週から13週+オンデマンド2回に再編し、留学やインターンシップに挑戦しやすい環境を整備。正課の学びと課外活動の両面から「総合知」の育成を図っている。今回のイベントは新制度で生まれた「T-Weeks」を活用したもので、「Empower You ひとりにしない。ともに歩もう。」という伴走型のキャリア支援のもと、主体的に未来を切り拓く〝主活力〟の養成を目指している。
(https://www.u-presscenter.jp/article/124582)

■大学プレスセンター ニュースアクセスランキング(2026年3月21日~4月20日)
[1]フェリス女学院大学(神奈川) 同短大音楽科の卒業生で、女性ロックシンガーの先駆け的存在として知られる白井貴子氏が客員教授に就任。環境保護や社会貢献活動などでも幅広く活躍してきた知見を学生に伝える。(4/9)
[2]拓殖大学(東京) 女子陸上競技部監督に、神奈川大では箱根駅伝2連覇に貢献した中野幹生(よしお)氏が就任。(4/2)
[3]実践女子大学(東京) 2026年度志願者数(一般・共テ)が過去最多の1万4290人で、2年連続女子大全国1位に。(4/15)
[4]近畿大学(大阪) 東大阪キャンパスに、24時間利用可能なフィットネス施設「KEEP」をリニューアルオープン。(3/23)
[5]長野大学(長野) 4月3日に入学式を挙行。26年度開設の地域経営学部と共創情報科学部に第1期生が入学。(3/23)
[6]神奈川工科大学(神奈川) JST(科学技術振興機構)の委託研究の一環で、汎用PCで動作する高速SRv6ソフトウェアルータをオープンソースとして公開。次世代ネットワーク基盤の構築に貢献。(3/24)
[7]東洋大学(東京) 本格的に就職活動をスタートする3年生を対象に「就活キックオフ・フェス2026」を開催。(4/17)
[8]近畿大学(大阪) 26年度一般入試志願者数は17万4436人、総志願者数は23万4245人でともに過去最多。(3/24)
[9]京都橘大学(京都) サッカー部が京都市山科区内の中学校2校に、使用済みサッカーボールを各校10球寄贈。リユースによるスポーツSDGsの一環で、贈呈式後には中学生と練習・試合形式の交流会も。(3/25)
[10]近畿大学(大阪) ペーパーレス化で大学案内の紙冊子での発行を終了し、WebサイトやSNSでの発信を強化。(3/27)
[11]学習院大学(東京) 大学定員の増加がその地域の大学進学率を高めることを、法学部の麦山亮太准教授と近畿大との共同グループが実証。一方で、家庭の社会経済的背景による格差の縮小にはつながらない可能性も示唆。(4/2)
[12]北海道科学大学(北海道) 学生や教職員が学内手続きを常時行えるよう、窓口担当AI 職員(チャットボット)を内製開発。(4/10)
[13]杏林大学(東京) 「抗酸化サプリは摂取量が多いほど効果的」ではなく、ビタミンEに適量が存在することを、大学院保健学研究科の鈴木里奈氏(現if株式会社代表取締役社長)と柴田茂貴同大教授が世界で初めて実証。(4/4)
[14]武庫川女子大学(兵庫) 来春の共学化を前に、駅近キャンパスの魅力を紹介したガイド『るるぶ特別編集 武庫川大学』を発行。(3/24)
[15]同志社大学(京都) 26年度の同大および小学校、国際学院初等部・国際部の役職者(新任、重任を含む)が決定。(4/1)
[16]武庫川女子大学(兵庫) 25年度卒業式を挙行。1949年の開学以来決まりの制服着用ではなく、初めて自由な服装で実施。(3/25)
[17]名古屋大学(愛知) 海洋が大気中のCO₂を吸収・固定する能力を、同大宇宙地球環境研究所の三野義尚助教らと海洋研究開発機構との共同研究グループが解明。深海へ沈む粒子「マリンスノー」の特性と季節変動がカギに。(4/17)
[18]埼玉医科大学(埼玉) マウスの慢性腎臓病(CKD)モデルを用いて、進行した腎線維化を経口薬により回復させることに岡田浩一教授ら研究グループが成功。国内に推定2000万人を数えるCKD患者の新規治療薬の開発に期待。(3/31)
[19]関西大学(大阪) 「第52回 飛鳥史学文学講座―やまと・あすか・まほろば塾―」(全14回)を明日香村中央公民館(奈良県高市郡)で27年3月まで開講中。「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録への期待で人気。(4/6)
[20]法政大学(東京) 新潟県南魚沼市と包括連携協定を締結。教育プログラムの拡充や地域振興・活性化、人材還流の促進、プロモーション協力など、両者の持つ資源や機能等を活用し、幅広い分野で官学連携を推進。(4/7)
[21]成蹊大学(東京) 26年度一般選抜の志願者数が過去最多の3万688人に。前年度比137.7%で、志願者増は3年連続。(4/8)
[22]武庫川女子大学(兵庫) 共学化後のキャンパスライフを描く連続テレビドラマ「向こう側の僕」(MBS)を6月24日まで放送中。(4/9)
[23]近畿大学(大阪) 3月に東大阪キャンパスで「オープンキャンパス2026」を開催。近大マグロと近大マダイの試食会も。(3/24)
[24]甲南大学(兵庫) 成績評価では測れない学生の取り組みを評価・認定する「KONANサーティフィケイト」の認定証授与式を3月に開催。累計エントリー数は4000人を超え、在学生の約4.6人に1人が挑戦中。(3/26)
[25]法政大学(東京) 学校法人東京家政学院と連携強化に関する基本合意書を締結。27年4月から東京家政学院中学校・高等学校を法政大の系列校にし、校名を「法政大学千代田三番町中学校・高等学校」(予定)に変更。(3/25)
[26]青山学院大学(東京) 学校法人青山学院の第16代院長に伊藤悟・同大教育人間科学部教授を選任。任期は7月1日から4年間。(3/27)
[27]大阪成蹊大学(大阪) 26年度入試の総志願者数が2年で約1.9倍に急増し5160人に。24年度からの入試改革が奏功。(3/30)
[28]東京都市大学(東京) 省エネ・創エネ設備を設置し、BELS認証を取得した横浜キャンパス7号館の竣工式を3月に挙行。学生らのアイデアや提案も取り入れ、 「開かれたキャンパス」のシンボルとしてより良い学びの環境を整備。(4/8)
[29]昭和医科大学(東京) 腸内細菌がつくる「超硫黄分子」が腸内の還元環境を形成するとともに、細菌タンパク質の化学修飾を介して細菌自身の機能を調節していることを、同大臨床薬理研究所の研究グループが解明。(3/30)
[30]追手門学院大学(大阪) 公式アプリにAIアドバイザー「OIDAI+」を搭載。学生一人一人に合わせた個別最適な助言を提供。(4/8)